カード情報は本来、秘匿性の高い情報であり、安易に第三者へ知らせるべきではありません。
うっかりカード番号が漏洩してしまい、カードを不正利用されたなんてこともありえます。
当然、クレジットカードの現金化をする際もカード情報の取り扱いには十分配慮がされるべきでしょう。
まず、前提として知っておきたいこととして、業者で現金化するときの必要書類は主に以下の3つがあるとうことです。
・クレジットカード情報
・本人確認書類
・振込先口座情報
これらをメールへ添付して送信するか専用フォームへアップロードして送信します。
ここで意外に思う人もいるかもしれません。
「本人確認書類と振込先は分かるにしてもクレジットカード番号も渡すの?」
「セキュリティーコードも渡さないといけないの?」
などなど。。
実はこうしたカード情報を業者へ渡さずとも現金化できる方法はあります。
今回は、クレジットカード現金化とカード情報やセキュリティーコードの取り扱いについて解説していきたいと思います。
目次
現金化業者を利用するにはカード情報の提出が必要
私が調査したところ、ほぼすべての業者でクレジットカード番号の提出が必要でした。
正確には、
・カード番号
・カード名義
・有効期限
の3つです。
もし、現金化を利用しようと思っている方はそのつもりでいた方がいいでしょう。
提出方法は、クレジットカードの盤面を写真で撮ってメールで送る方法が一般的ですが、一部、LINEで送たり、専用のフォームを通じてアップロードする方法もあります。
正直、「この方法が本当にセキュアなのか?」と疑問に感じるようなやり方を取っている業者も少なくはありませんでした。
メールの送り先が間違えていればカード情報が漏洩してしまいますし、送信先のパソコンがウイルスに感染していて情報が漏洩する可能性もあります。
現金化業者を使う以上、このようなリスクがある点は理解しておく必要があるかもしれません。
ただし、これはインターネットでカードを使って買い物をするなら、根本的には同じことで、最終的には「カード番号を渡す相手が信用できるかどうか」ということに帰結する問題かと思います。
現金化業者へクレジットカード番号を渡す理由
では、なぜ現金化業者の利用でクレジットカード番号を渡す必要があるのでしょうか。
その理由は2つあります。
カード決済をするため
1つ目の理由は、「業者側でカード決済の手続きをしてもらうため」です。
ご存知の通り、クレジットカード現金化業者の仕組みは、クレジットカードで商品を購入して、買い取ってもらったり、キャッシュバックしてもらったりして、その代金を振り込んでもらうというものです。
つまり、商品購入のために、先方へカード番号を渡す必要があるということです。
決済フォームを送ってもらって、自分でカード決済するパターンもありますが、これは少数派という印象です。
なぜ、現金化業者では、自分でカード決済する方法が使われないのか、その理由は2つ目の理由にも関係があります。
クレジットカードの本人確認
2つ目の理由は「クレジットカードが本人のものか確認するため」です。
クレジットカードの盤面にはカード番号の下に、カード名義人の名前がアルファベットで刻字されています。
また、裏面には所有者のサイン欄もあります。
現金化業者では、提出させた身分証明書と照らし合わせて、クレジットカードが本当に本人のものかどうかを確認しています。
現金化業者は、盗難カード、偽造カード、他人カードの無断使用などの不正使用を警戒していて、それを避けるためにカード所有者と申込者が同一人物であるかを確認しています。
利用者がカード番号を直接入力する方式だと、この本人確認が十分にできないため、悪意のある第三者が他人のカードを使って現金化する不正利用を防ぐことができません。
もし、他人名義のクレジットカードを現金化してしまい、本当のカードの持ち主から訴えられれば、現金化業者は返金しなくてはなりません。
それどころかクレジットカードの不正利用を助けたとみなされ当局からペナルティを受けることもありえます。
このような理由から、現金化をする際はカード盤面を含むカード情報の提出が必要になっているという事情があるようです。
セキュリティコードは渡す必要あるのか?
では、クレジットカード裏面に記載されたセキュリティコード(CVV/CVC)は、渡す必要があるのでしょうか。
通常、カード決済をするときには「カード名義」「カード番号」「カード有効期限」の3つの入力が求められます。
これは、現金化に限らずネットショップなどでも同様です。
これに加えて、裏面に記載された「セキュリティコード」の入力を求められることがあります。
これは偽造カード対策の一つとされていて、これを入力することでカードの不正利用を防げることができると考えられています。
現金化業者を使うときも、このセキュリティコードの提出を求められるケースがあります。
なので、クレジットカードの表面・裏面の両方を写メで撮って送るように指示する業者があるのは確かです。
これに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、セキュリティコードは送らなくてもいい場合もあります。
実は、クレジットカードの決済をするとき、セキュリティコードの入力は必須ではなく、セキュリティコードなしで決済をすることも可能です。
事実、セキュリティコードなしで買い物ができるネットショップは、大手も含めたくさんあります。
そもそもセキュリティコードの入力は偽造カード対策であるとされていますが、クレジットカード現金化業者においては、本人確認書類などで不正利用でないことを確認さえできていれば、セキュリティーコードなしでカード決済をしても問題ないともいえます。
現金化でセキュリティーコードを出さなくても済む方法は?
セキュリティーコード(CVV / CVC)は、クレジットカードの不正利用を防ぐために設けられている3桁または4桁の数字で、通常、クレジットカードの裏面に記載されていることがほとんどです。
一般的に、クレジットカード決済では、カード番号、有効期限とともにこのコードの入力が求められるため、セキュリティーコードなしでカード決済を行うことは困難です。
しかし、一部のケースではセキュリティーコードなしでカード決済することも可能です。
・店頭決済
・登録済みの定期決済
・セキュリティーコード入力が不要な決済端末
こうした特性を活かした方法でカード現金化をすることで、セキュリティーコードなしで現金化させることも可能です。
家電量販店でAppleギフトカードを買う
インターネット購入では、セキュリティコードの入力が必要になることは多いですが、店頭購入だとセキュリティコードは必要ありません。
つまり、店頭で電子ギフト券を買って、それを買取サイトで換金する分には、クレジットカードのセキュリティーコードは一切不要です。
現金化に使える電子ギフト券としては、Appleギフトカードが有力です。
買取する際の換金率が高く現金化しやすいためです。
一般的に、ギフト券類はクレジットカード購入が禁止されていますが、例外的に、ヨドバシカメラ、ビックカメラなど大手家電量販店の一部店舗では、Appleギフトカードをクレジットカード購入することができます。
店頭のレジでカード決済して購入するため、当然、セキュリティーコードの提出等はありません。
家電量販店でゲーム機を買って現金化
同じ要領で、ゲーム機を買って売却することで現金化させる方法も考えられます。
Nintendo SwitchやPlayStation5などの人気ゲーム機をクレジットカードで購入して、買取店などへ持ち込めば現金化が可能です。
最新のゲーム機の場合、購入数制限などが設けられている場合もありますが、最低1つは購入できますし、家電量販店とかならクレジットカード決済でも問題なく購入できます。
現金化させるには、未使用品専門のゲーム機買取店で買い取ってもらうのが簡単な方法ですが、手間を惜しまないのであれば、メルカリなどに出品して売却する方法も考えられます。
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AmazonやAppleストアで電子ギフト券を買う
セキュリティーコードはカード登録時に入力が必要になるものの、すでに登録済みのカードであれば、なしでもカード決済ができることがあります。
AmazonやAppleストアなどで、すでに買い物をしたことがある人は、クレジットカード情報が登録されているかと思います。
一度、登録されたクレジットカードはセキュリティーコードも含め、カード番号がサイトに保存された状態なので、いちいちカード情報を入力せずともクレジットカードで買い物をすることができます。
Amazonであれば、Amazonギフト券、AppleストアであればAppleギフトカードなどの電子ギフト券をカード番号入力せずに、クレジットカード購入することができます。
セキュリティーコード不要の業者を使う
セキュリティーコード入力が必要か否かはカード決済する端末によって変わります。
ネット系の現金化業者でも、使われているカード決済端末の種類はまちまちで、中にはセキュリティーコードの入力が不要な業者もいます。
実際のところ、申し込んで見ないとわからないところではありますが、私が調査したところ以下の現金化サイトでは、セキュリティーコードなしでカード決済が可能でした。
もちろんカード情報の提出は必要なのでカード盤面は送信しなければなりませんが、クレジットカード裏面のセキュリティーコードは塗りつぶしてから送っても問題ないようになっています。
現金化業者を使うにしても、提出するカード情報は少ないに越したことはないかと思いますので、こうした業者を選んで利用するのも一つの方法かと思います。