大手3キャリアで携帯を契約している人は、キャリア決済が利用できます。
キャリア決済とは、代金を電話料金と一緒に翌月支払うことができる決済方法で、それぞれキャリアごとに
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
- d払い(電話料金合算払い)
の3つがあります。
手持ちのお金がなくても買い物ができるため、あと払い決済としての性質もあって、現金化させることで資金調達に使われることもあります。
利用限度額は、年齢や契約期間などにもよりますが、20歳以上であれば最大10万円の枠をもらうことができます。
通常は、買い物やアプリ課金に使われるキャリア決済ですが、この枠を現金化させることも可能です。
以前は、キャリア決済でギフト券を買うことができましたが、キャリア側で規制されたこともあり、最近では、プリペイドカードを経由させて現金化させる方法が主流になっています。
現時点で利用可能な、携帯キャリア決済の現金化のやり方を紹介します。
1) 電子ギフト券(プリカ経由)
キャリア決済を現金化するには、Appleギフトカードなどの電子ギフト券を購入して、ギフト券買取サイトに買い取ってもらって現金化させることができます。
ざっくりな流れは以下の通りです。
やり方は、キャリア系のプリペイドカードを発行し、キャリア決済からチャージして、カードで電子ギフト券を購入し、売却して現金化させます。
各、ステップの流れをみてみましょう。
1.プリペイドカード発行
まずはじめに、キャリア決済からチャージ可能なプリペイドカードを発行します。
キャリア決済からチャージ可能なプリペイドカードは以下の通りです。
docomo(ドコモ電話料金合算払い)
- dカードプリペイド(MasterCard)
- d払いバーチャルカード(VISA)
- VANDLEカード(VISA)
au(auかんたん決済)
- auPAYプリペイド(MasterCard)
- auPAYプリペイドバーチャルカード(MasterCard)
softbank(ソフトバンクまとめて支払い)
- ソフトバンクカード(VISA)
それぞれ、物理カードとアプリ上で使えるバーチャルカードがあります。
バーチャルカードはスマホから即時発行して利用可能ですが、物理カードは郵送受け取りに1週間程度かかります。
原則的にキャリア決済からは、キャリアが用意した自社のプリペイドカードにしかチャージできませんが、例外的にドコモではVANDLEカードへチャージが可能です。
VANDLEカードもアプリ上で利用できるバーチャルカード(VISAプリペイド)です。
2.キャリア決済からプリペイドカードへチャージ
プリペイドカードが発行されたら、各キャリアのマイページもしくは、アプリへログインして、プリペイドカードをアカウントと連携をさせます。
それができたらキャリア決済からプリペイドカードへチャージができるようになります。
docomo(ドコモ電話料金合算払い)
- d払いのアプリを開く
- 「アカウント」 を選択
- 「支払い方法」 を選択
- 「電話料金合算払い」を選択して支払えるように
au(auかんたん決済)
- au PAYのアプリを開く
- 「チャージ」を選択
- 「auかんたん決済(通信料金合算)」を選択
softbank(ソフトバンクまとめて支払い)
- ソフトバンクカードのアプリを開く
- 「今すぐ発行する(無料)」を選択
- お客さま情報の入力
- 登録完了のメールが届いてアプリ上のバーチャルカードが発行
3.電子ギフト券の購入
定番の電子ギフト券は、
・Appleギフトカード
・Amazonギフト券
のいずれかです。
理由は買取価格が高いからです。
次点として挙げられるのが、
・ニンテンドープリペイドカード
・プレイステーションストアチケット
です。
なんらかの理由でAppleギフトカード、Amazonギフト券が買えない場合の代替手段として利用します。
今のところ一番安定して購入できて、換金率も落ちづらいのはAppleギフトカードで、購入できるところはAppleストア公式のオンラインサイトです。
一応、Appleギフトカードは楽天でもが買えて、楽天ポイントもつきますが、初回の購入上限は1万円までです。
支払い方法設定で、クレジットカード払いとしてプリペイドカードを登録できますが、登録時にカードの有効性を確認するための認証決済(オーソリ)があり、残高から1円や100円が引き落とされます。
後で返ってきますが、それまでは残高が減った状態なので、プリペイドカードの残高にご注意ください。
例えば、キャリア決済からアプリへ1万円チャージしたら、追加で300円くらいを現金チャージしておいて、残高が10,300円くらいになるようにしておけば、オーソリで残高不足にならずに済みます。
電子ギフト券はどこで買えるか?
各種プリペイドカードで購入可能な電子ギフト券と、主な購入場所は以下の通りです。
Amazon
※1円オーソリ
AppleStore
※100円オーソリ
楽天市場
※ 初回購入~45日:1万円まで
購入の流れ
- ギフトカードの購入ページを開く
- 送り先Eメールアドレスを入力(できればアカウントとは別のアドレス)
- ギフト券の金額を入力して確定
- 支払い方法でプリペイドカードのカード番号を入力
- 購入後10分程度でメール宛にギフト券コード番号が届く
4.買取サイトへ売却
購入した電子ギフト券は買取サイトへで買い取ってもらいます。
申し込みフォームから、ギフト番号と額面、連絡先、振込先の口座などを入力して送信します。
身分証を提出すればすぐに査定が開始されて代金が振り込まれます。
24時間営業なので、問題なければ申し込みから20分〜30分くらいで代金が振り込まれます。
どのサイトで買い取ってもらうか?
電子ギフト券の買取換金率の相場は80%〜09%ほどで、時期やギフト券の券種によっても違います。
初回のみ買取換金率が3〜10%(時期によっても違う)ほど優遇されるので、買取りに出す際は、まだ使ったことのないサイトで買い取ってもらうことをおすすめします。
2) gifteeで電子ギフトカード(直接キャリア決済で)
以前は、docomo Online Shopやau PAYマーケットなどのキャリア直営サイトなら、直接キャリア決済でAppleギフトカードやiTunesギフトカードを購入することができていましたが、最近ではどのキャリアでもキャリア決済によるギフトカード販売を中止しています。
現在、残された方法の一つが、gifteeでギフトカードを購入するルートです。
gifteeで販売されている一部のギフトカードは、キャリア決済での購入が可能です。
UberEatsギフト、図書カードNEXT(ソフトバンク不可)などがキャリア決済購入できて、かつ買取サイトで換金できます。
これらギフトカードは買取ボブなどで換金が可能です。
この方法のデメリットとしては、購入枚数に制限があり高額な現金化には向かない点、換金率はあまり高くない点(70%〜80%くらい)、いつ取り扱いが中止されるかわからない点などがあげられます。
購入前する際は、事前に買取サイトで「取り扱いがあること」と、「換金率がどのくらいか」を確認しておくことをおすすめします。
3) iPhoneのAppStoreでAppleギフトを(直接キャリア決済で)
iPhoneユーザー限定の方法ですが、AppleのApp Store(”Apple Store”ではない)でキャリア決済でAppleギフトカードの購入が可能です。
やり方は、iPhoneでApp Storeのアプリを開き「アカウント(右上の人型アイコン)」から「お支払い方法を管理」を選んで「お支払い方法を追加」でキャリア決済を追加します。
他の支払い方法が入っている場合は、「編集」から並び替えをしてキャリア決済が一番上になるようにしておきます。
もう一度、App Storeのアプリのホーム画面へ戻って、「アカウント(右上の人型アイコン)」から「メールでギフトカードを送信」を選択。
「送信先:」に自分のメールアドレス(できればApple IDとは別のアドレス)を入力して、「金額」を選んで「次へ」を選んで確認したら「購入」をします。
すぐに指定したメールアドレス宛にAppleギフトカードのコード番号が届くので、それを電子ギフト券の買取サイトで現金化させます。
一部のアカウントでは制限がかけられていることがあって、購入しようとすると、
「購入を完了できませんでした。この購入手続きを完了するには itunes store サポートへご連絡ください。」
というメッセージが出て決済が失敗する場合があります。
しかし、AppleのiTunes Storeサポートへチャットで連絡して、Apple ID(メアド)を伝えると、制限を解除してキャリア決済でAppleギフトカードを購入できるようにしてくれます。
iPhone限定でかつ、サポートで制限解除してもらうことが必須ですが、この方法はキャリア決済で直接電子ギフト券を購入できる数少ないルートの一つとなっています。
4)現金化サイトで(プリカ経由で)
キャリア決済を現金化するなら、電子ギフト券を売るのが最も換金率が高く安定した方法でしたが、時期によっては換金率が低くかったり、購入時に決済を止められて購入できなかったりといった規制も増えています。
そうした場合、現金化サイトを利用することで、キャリア決済でチャージしたプリペイドカードの現金化が可能です。
ざっくりな流れは以下の通りです。
ギフト券を買う方法にくらべて手順も少ないし、ギフト券を買ったり売ったりが面倒という人にも最適です。
キャリア系プリペイドカード発行とチャージ方法は以下の通りです。
1.プリペイドカードの発行
docomo(ドコモ電話料金合算払い)
au(auかんたん決済)
- auPAYプリペイド(MasterCard)
softbank(ソフトバンクまとめて支払い)
- ソフトバンクカード(VISA)
2.キャリア決済からプリペイドカードへチャージ
docomo(ドコモ電話料金合算払い)
- dカードプリペイドのサイトへログイン
- 「チャージ」 を選択
- チャージ金額を入力して、お支払い方法に「電話料金合算払い」を選択
au(auかんたん決済)
- au PAYのサイトへログイン
- 「ご利用開始はこちら」を選択
- 「チャージ(入金する)」
- チャージ金額を入力してお支払い方法に「auかんたん決済」を選択
softbank(ソフトバンクまとめて支払い)
- ソフトバンクカードのアプリをインストール
- 「今すぐ発行する(無料)」を選択
- お客さま情報の入力
- 登録完了のメールが届いてアプリ上のバーチャルカードが発行
3.現金化サイトへ申し込む
プリカへチャージできたら現金化サイトへ申し込みをします。
申し込みフォームに連絡先や利用金額などの必要事項を入力の上、申込みすると折返し連絡がきて詳しい流れを説明してくれます。
現金化サイトの利用に必要なものは、プリペイドカード、身分証明書、銀行口座の3点です。
事前に用意しておくと手続きはスムーズです。
営業時間内であれば、年中無休で現金化して入金してくれます。
換金率は70%〜90%程度が相場で、入金までにかかる時間は申し込みから20分〜30分程度が目安です。
ギフト券でやるのに比べて、売り買いする手間や時間がかからないのと、決済エラーで購入できないリスクが軽減させられるメリットがあります。
キャリア決済・後払いアプリも現金化
auPAYプリペイド、dカードプリペイド、ソフトバンクカードなどを使って、キャリア決済の現金化も可能です。
各種プリペイドカードを発行の上、キャリア決済からチャージして、現金化サイトへの申し込みをすればOKです。
申込みには残高のあるカードやアプリの画面、本人確認書類が必要です。
クレカが無くても、キャリア決済の他、ペイディやバンドルカードなど後払いアプリ、バーチャルカードも現金化できます。
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