「クレジットカードを現金化したいけれど、悪徳業者に引っかかったらどうしよう」
とくに初めて現金化業者を利用する方は、どの業者を選べば良いかわからないと不安を抱えているかもしれません。
魅力的な言葉で利用者を誘い込み、現金や個人情報をだまし取る悪徳業者も存在しているのが現実です。
この記事では、悪徳業者の手口から対処法、実際に起こった事件まで紹介していきます。
注意!クレジットカード現金化悪徳業者の手口
悪徳業者といわれている業者は、どんな手口で利用者を騙すのでしょうか?
実際に報告されているケースを紹介していきます。
同じような手口に騙されないように注意しましょう。
現金が振り込まれない
「申し込み後〇分以内に振込可能!」などの魅力的な謳い文句に釣られてしまい、申し込み・クレジットカード決済で商品を購入したものの、いつまでたっても銀行口座に現金は振り込まれず、しまいには業者と音信不通になってしまったというケースは意外と多いようです。
クレジットカード現金化業者が行う詐欺行為では、よくある手口として知られています。
個人情報を盗まれる
・申し込み手続きの中で、クレジットカード情報を入力させる、もしくは画像を要求する
・業者指定のサイト上で商品を購入する際に、クレジットカード情報が盗み取られる
といった事例も報告されています。
通常クレジットカード情報を業者に伝える必要はありません。
また、申し込み手続きの際に提出する運転免許証や健康保険証などの本人確認書類の画像を悪用するという可能性もあります。
さまざまな名目で手数料が引かれ換金率が下がった
ホームページ上では「換金率95%」と宣伝しておきながら、いざ申し込み現金化手続きをしてみたら、聞いていなかった手数料が加算されていて、実際の換金率は75%程度だった、というようなケースも非常に多いです。
高額なキャンセル料を請求される
実際に申し込みをしたところ、記載されていた換金率よりも低くなることが判明しキャンセルを申し出ると「キャンセル料として〇万円支払ってください」と高額なキャンセル料を要求してくる業者も存在します。
支払いを拒んでいると「あなたの個人情報は全て把握している」と、まるで脅しのように畳み掛けてくることもあります。
利用規約や注意事項に小さな字で不利益な条件を記載している
換金率〇%と記載されていても、ページの下の方や利用規約に、気付かないような小さな文字で例外がある旨記載されているケースがあります。
クレジットカード現金化悪徳業者につかまらないためのポイント
悪徳業者の悪質な手口について紹介してきましたが、そのような詐欺行為に引っかからないための対策を紹介します。
自分の身は自分でしっかり守れるようにしましょう。
インターネットで業者の口コミを検索
インターネットを使って、業者の口コミを検索してみましょう。
その際、良い口コミだけでなく必ず悪い口コミにも目を通すことが大切です。
マイナス評価をしている人たちが、どのようなポイントでそう感じたのかということを事前に確認しておくことで、今後自分の身に起きるかもしれないリスクを認識することができます。
ホームページがしっかりと作りこまれているか確認
クレジットカードの現金化業者は、実店舗をもたずインターネット上で商売をしていることがほとんどです。
そのため、ホームページはいわば店舗の看板ともなる重要なものです。
そのホームページが粗末なつくりの業者は、利用者目線の経営がされていない、資金力が乏しい可能性があります。
レイアウトが整っている、誤字脱字がない、ホームページを訪れた利用者が欲しい情報がわかりやすく提示されているといった点が重要です。
代表者・住所・電話番号を確認
企業のホームページには、必ず会社概要という会社の情報を記載しているページがあります。
悪徳業者の場合この会社概要ページがなかったり、ページ自体があっても内容が乏しかったりする可能性が高いです。
・代表者氏名の記載があるか
・住所は実在するものか
・電話番号が携帯電話ではなく固定電話番号か
上記3点は特に注意して確認してみましょう。
キャンセル時の流れを確認
申し込み前にキャンセル時の流れを確認し、どの時点までキャンセルが可能なのか、キャンセル料はいくらかかるのかを把握しておきましょう。
悪徳業者の場合、利用規約の長文の中やページの下部、文字サイズを小さくしたり文字色を薄くしたりして、利用者に分かりづらくしている可能性もあります。
利用規約や注意事項を確認
キャンセル時の流れ以外にも、「こんなこと聞いていない」とならないために、利用規約や随所にある注意事項にはきちんと目を通しておくべきです。
サイト接続が保護されているか確認
業者指定のサイトで商品を購入する場合、サイト接続が安全かどうかを確認しましょう。
webサイトのURLの先頭は通常「http」からはじまっていますが、通信が暗号化され安全な接続がされているwebサイトは「https」からはじまっています。
「http」からはじまっている場合、情報が抜き取られる危険性があります。
古物商をもっている業者を選ぶ
中古品を取り扱う場合、古物商許可が必要となります。
古物商許可は、店舗を管轄している警察署を経由し、都道府県の公安委員会に申請が必要な許可です。
「必要なのは金券ショップやリサイクルショップだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、現金化の申し込み者が購入した商品を買い取る現金化業者も同様に古物商許可が必要な事業となります。
業者のホームページに「古物商許可証番号」が掲載されているか確認しましょう。
購入指定商品に注意
業者が指定した商品を購入する場合、あきらかに価値のないおもちゃやぬいぐるみなどを購入させる業者は悪徳業者と断言しても良いでしょう。
指定商品が何かということは、申し込み前にきちんと確認しておきましょう。
クレジットカード現金化悪徳業者の被害実態
現金化業者が実際に逮捕に至ったケースを紹介します。
現金化業者が逮捕されたケースはそう多くはないですが、罪悪感や後ろめたさから、警察に被害届を提出する被害者は少数といわれています。
そのため、実際はさらに多くの被害者や悪徳業者が実在していることが予想されます。
■2011年8月 出資法違反(高金利、脱法行為)の疑いで逮捕
2013年3月上旬から2011年1月中旬頃までに、4人の顧客にプラスチック製のネックレスなど合計15回商品を購入させ商品代金の一部をキャッシュバックし、約24万円の法定利息を上回る約69万円の差額を受け取っていた。
■2012年7月 出資法違反の疑いで逮捕
クレジットカードで価値のないおもちゃの指輪などを数十万円~数百万円で売りつけ、商品代金から20~30%の手数料を引いた金額をキャッシュバックしていた。
2005年頃より手数料名目で、約4500人の顧客から総額約23億円を得ていた。
■2013年5月 出資法違反の疑いで逮捕
アダルトサイトの利用者に高額な利用料金を請求し、支払いが困難な利用者に対してクレジットカードで価値のない商品を高額で売りつけ、商品代金の一部をキャッシュバックしていた。
2010年から約3年間に、43都道府県の約200人に同様の手口で貸し付けを行っていた。
悪徳業者に騙されないためには知識を身につけることが大切
今の時代さまざまな現金化業者がいますが、中には今まで紹介したように利用者の弱みにつけこみ多額の現金をだまし取る悪徳業者も存在しています。
悪徳業者に騙されないためには、自分で自分の身を守るための知識を身につけることが重要です。
「現金を用意しなければならない」という焦りから判断を誤らないように、少しでもおかしいと思った場合は、その業者の利用は控えることが賢明です。
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