クレジットカード会社発行のタクシーチケットは現金化することができます。
タクシー券には、
- 後払い式のタクシーチケット、
- 前払いのプリペイドカード、
- 利用金額が決まっているクーポン券
などがあり、それぞれ支払い方法や購入方法が違います。
この記事では、
- タクシーチケットとタクシークーポンの違い
- タクシーチケット・タクシークーポンの購入方法や換金方法
- タクシーチケットをつかったクレジットカード現金化の方法
などについて解説します。
最近のタクシー券事情について
簡単に言えば、タクシーチケットは後払いで、タクシークーポンは前払いという違いがあります。
大きく分けて以下のような種類と違いがあります。
タクシー券の種類
タクシーチケット | 後払い | 清算時に金額を記入して後日引き落とし |
タクシークーポン | 前払い | 商品券のように額面分を清算時に渡して使う |
タクシープリペイド | 前払い | QUOカードのように清算時に減額されていく |
ちなみに後払いのタクシーチケットを除く、タクシープリペイドやタクシークーポンは軒並み販売を終了しています。
福岡市ハイヤー・タクシー事業協同組合発行タクシー・プリペイド・チケット販売中止
日個連タクシークーポン券販売終了
東京タクシー共通乗車券発売中止
こうした流れはタクシークーポン券の偽造被害が増えてきたことや、電子決済化が進んでクーポン券の役割が薄くなってきたことが理由となっています。
兵協タクシーやエミタスグループなど独自に前払式のタクシークーポンの扱いを続けている業者もありますが、一部のタクシー組合に限られたものになっていきそうです。
実は、既に発行されたタクシークーポンは、有効期限がくるまで今まで通り利用できることになっています。
タクシークーポンには期限が明記されていないものもあるため、実質無期限で利用できるクーポン券もまだまだ多く出回っています。
そうした、タクシー券やクーポン券が金券ショップで買取販売されています。
一方、後払い式で利用するタクシーチケットは、今でも殆どのタクシー会社で利用が続けられています。
タクシーチケット(後払い式)について
タクシー券はタクシーに乗った際の支払いの代わりに使えるもので、プリペイド式のものや、1000円券・500円券などのタクシークーポンなどもありますが、現在主流なのは、後払い式のタクシーチケットです。
タクシーチケットは、会社などでタクシー会社と契約しておいて、タクシー料金の支払い時に金額を記入して支払いに使うことができる、一種の小切手のようなものです。
タクシーチケットなどいくつか種類があり、それぞれ購入場所も違います。
タクシー会社発行のタクシーチケット
各タクシー会社が発行しているタクシーチケットは、発行しているタクシー会社でのみ使えます。
常連になっているタクシー会社があれば便利に使えますね。
東京四社タクシーチケット
東京四社営業委員会が発行するタクシーチケットです。
東京四社以外のタクシーでも使えます。
クレジットカード会社発行のタクシーチケット
各クレジットカード会社でもタクシーチケットを発行しています。
クレジットカード会社の電話やインターネットから購入できます。
クレジットカード会社発行のタクシーチケットは、カード利用者サービスの一貫として発行されていますので、該当クレジットカードを持っていない人は買うことはできません。
主に、下記のクレジットカード会社で発行していて購入することができます。
- 楽天カード
- JCBカード
- UCカード
- DCカード
- MUFGカード
地域で発行されているタクシーチケット
地域によっては市役所等でタクシーチケットを発行しているところもあります。
各自治体に確認してみましょう。
企業が発行しているタクシーチケット
大企業などタクシーをよく利用する企業は、独自で発行しているところもあります。
社員や、取引先の送迎用などとして使われます。
タクシーチケットは発行手数料がかかる?
タクシーチケットを発行する際、手数料が発生する場合もあります。
前述のタクシーチケットの種類で言えば、クレジットカード会社発行のものが一部手数料がかかる場合があります。
ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードなどの場合無料で発行できる場合があります。
一方タクシー会社が発行しているものは、手数料がかからない場合がほとんどです。
クレジットカードでの購入について
いわゆるタクシーチケットは後払いで利用するものです。
一般的には、予めタクシー会社と契約の上、タクシーチケットの用紙を発行してもらい、タクシーの精算のときに金額を記入して支払いに利用します。
記入した金額は、月末にタクシー会社から請求があり、自分の銀行口座から引き落としとなります。
こうした仕組みですので、タクシーチケットをクレジットカードで購入するという認識は適当ではありません。
しかし、タクシーチケットはクレジットカード会社でも発行しています。
この場合、タクシーチケット代金の支払いは、タクシー会社ではなくクレジットカード会社へカード利用料金と一緒に精算することになります。
この場合、タクシーチケットをクレジットカードで購入したと言えないこともありませんが、あくまでタクシー料金をカード会社が一時的に建て替えておいて、後でカード会社へ返済するという流れになります。
タクシーチケットを使ったクレジットカード現金化の方法
タクシーチケットは、そもそもタクシー会社と契約している人や会社が使うものです。
利用した際に、乗った分のメーター金額を書いて、署名し、運転手さんに渡します。
そして、後日、自分の口座から引き落としされるというシステムです。
例えば、クレジットカードを持っているとカード会社からタクシーチケットを発行してもらうことができます。
発行されたタクシーチケットは、金額未記入の状態ですが、これを金券ショップに持ち込んでも買い取ってもらうことは出来ません。
しかし、カード会社が発行した未記入のタクシーチケットをオークションサイトなどで転売して換金することは可能です。
この方法で、タクシーチケットをつかったクレジットカードの現金化が可能です。
こうした未記入のタクシーチケットは誰であっても、持っている人が金額を記入してタクシーの支払いに使うことができます。
じゃあ、無制限使えてしまうの?というとそうでもなくて、カード会社が発行したタクシーチケットは、利用限度額が決まっています。
楽天カード発行のタクシーチケットは10,000円〜30,000円、
JCB発行のタクシーチケットは10,000円まで
とそれぞれ利用限度額が決まっています。
そのため、オークションサイトなどでは「上限10,000円の未記入タクシーチケットを9,000円で販売します。」といった出品が見られます。
出品した人は、タクシーチケットを売って9,000円の現金を手にし、買った人は、10,000円のタクシーチケットを9,000円で購入できたことになります。
ただし、売った人は後でカード会社からの請求時にタクシー利用料金が引き落とされることになります。
また、タクシーチケットは一枚で一度きりですので、使う人は一回で9,000円以上のタクシー利用をしないと損ということになります。
多少、ルールの制限はありますが、この方法であれば、タクシーチケットを使ってクレジットカードを現金化することができます。
しかも、この方法のいいところは、支払いサイクルが先延ばしできるという点です。
通常、クレジットカードで電子ギフト券などを購入して換金した場合、翌月にはカードの請求がきます。
しかし、タクシーチケットは、買った人がタクシーチケットを使った日から起算して、翌月にタクシー会社の精算がされ、翌々月にカード会社かの請求がされます。
例えば、1月1日にタクシーチケットを売って現金を手にしたとします。
その後、買った人が2月1日にタクシーチケットをつかった場合、3月中にタクシー会社からカード会社へ代金の請求が行って、その翌月の4月分の請求としてしてカード会社の引き落としがされます。
1月1日:タクシーチケットを現金化
↓(1ヶ月)
2月1日:タクシーチケットの利用
↓(1ヶ月)
3月中:カード会社へ請求
↓(2〜3週間)
4月分:代金の引き落とし
このようにタクシーチケットをつかった現金化の方法は、支払いのサイクルを先延ばしにしやすいという効果も期待できます。
前払い方式のタクシークーポンやタクシープリペイドは金券ショップで換金可能
一方、前払い方式のタクシークーポンやタクシープリペイドなどは、金券として金券ショップで買い取ってもらうことができます。
例えば、東京都のタクシー協会で使えるタクシークーポンだと、5000円が上限のタクシーチケットは90%ほど、1万円以上のものは70%から80%くらいで取引きされることが多いようです。
しかし、前払い式のタクシークーポンはほとんどのタクシー会社で販売を終了しています。
今から正規のルートで購入できるとこは限られています。
もし、手元に使い切れないタクシークーポンやタクシープリペイドをお持ちの場合は、近くの金券ショップで買取を検討してみてもいいかもしれません。
ただし、注意点として、期限切れしている券や、期限が間近に迫っているもの、破けていたり汚れが酷いものなどは買い取ってもらえない場合がありますのでご注意ください。
また、金券ショップでの買取の他、ネットのオークションサイトでも出品可能です。
違法な行為ではないのか?
そもそもタクシーチケットの利用用途は、お客さんへ渡して交通費として使ってもらったり、会社の従業員へ渡して移動に使ったりということが想定されています。
そのため、タクシーチケットを第三者へ譲り渡したとしても、それが即座に違法となることはありません。
オークションサイトでも売買されていることからもそれは伺えます。
但し、クレジットカードの利用規約では、換金を目的とした商品の購入を禁止する条項があります。
そのためカードの利用違反となる可能性はあります。
もし、発行元に現金化がバレれば、会員資格は取り消しになる可能性があり、クレジットカード会社が発行しているものなら、クレジットカードも利用停止になる可能性があります。
タクシー券の換金・現金化のまとめ
- タクシー券には、タクシーチケット(後払い)とタクシークーポン(前払い)がある。
- タクシークーポンは、販売終了している場合が多い。
- 有効期限が残っているタクシークーポンなら金券ショップなどで買い取ってもらえる。
- タクシーチケットは小切手タイプなので換金はできない。
- ただし、オークションサイトへ出品して現金化は可能。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
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利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
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