50万円でも100万円でも現金化で資金調達することは可能です。
ただし、利用額以上にカード残高が残っていることが条件となります。
現金化のやり方は、いくつかありますが、中には高額の現金化に向いていない方法もあるので注意が必要です。
例えば、金券系はカード会社の監視が厳しくなっていて、高額購入がしづらくなっていますし、電子ギフト系も発行元の審査が厳しくなっていて額面が大きいと発行まで時間がかかるようになっています。
また、換金性の高い商品を一度に大量購入すると、カード会社の不正検知システムに引っかかって最悪、カードが利用停止になるリスクもあります。
カード現金化の方法には、電子ギフト券、金券ショップ、ブランド品、スマホ買取、現金化サイトなどがあって、それぞれ一長一短がありますが、高額の現金化には向き不向きもあるので、それぞれの特徴を踏まえて、詳しく解説していきます。
電子ギフト券
電子ギフト券の現金化は、Appleギフトカードや、Amazonギフト券を買取サイトへ売却する現金化の方法です。
ネットで購入できて現金化にも使える電子ギフト券ですが、50万円を超えるような高額の現金化には不向きです。
まずは、購入時の制約についてですが、
Appleギフトカードなど安定した換金率で知られる電子ギフト券は、軒並み高額購入に対する監視が厳しくなっていて、高額どころか5万円を超える購入でも制限がかかることがあります。
これは、販売元の制限なので、カード残高が残っていても関係なく制限を受けてしまいます。
そのため、購入するにしても、50万円となると1種類のギフト券で買いきるのは難しいでしょう。
Appleギフトカード、Amazonギフトカード、Nintendoプリペイドカード、PlayStationStoreカードなどの複数電子ギフト券に分散させて購入するしかありません。
複数のギフト券に分散させると、自ずと換金率の低いギフト券も取り入れざるをえなくなるので、最終的にはあまり効率の良い現金化にはなりません。
また、売却時にも制約はあります。
多くの買取サイトでは初回の買取上限が10万円までとなっていて、50万円分すべてを換金するには、時間を置くか、複数のサイトに分散させて換金させる必要があります。
こうなると現金化させるにもそれなりの手間と時間がかかることになります。
以上のことから、電子ギフト券を使う方法は、高額の現金化には不向きと言えそうです。
金券ショップ
金券ショップを使った現金化は、商品券や切手、レターパックなどの金券をクレジットカードで購入して、金券ショップの窓口で売却、現金化させる方法です。
金券を使う現金化は、高換金率が期待できる方法ではありますが、金券によっては購入数量に制限があるため、高額の現金化に使うには注意が必要です。
例えば、切手やレターパックは、どこの郵便局でもクレジットカード購入できますが、1回の取引額は10万円が上限となるため、50万円分となると複数の郵便窓口をはしごして買い集める必要があります。
また、連続購入をしていれば、カード側の監視システムにより、換金目的の高額決済とみなされて、決済を拒否されることもありえます。
売却時に使う金券ショップでも、買い取り数量には制限が設けられていることがあります。
場合によっては、現金化できない金券を大量に抱え込むことにもなりかねないので、あらかじめ金券ショップへ根回しをしておいて、買取数量と買取金額を担保しておく必要があります。
ブランド品
高額なカード現金化として、比較的、実現性が高いのがブランド品を使った方法です。
ブランド品は元々が高額なので50万円を超えるような高額なカード決済や現金化にも使えます。
ただし、この方法は、特に商品選びがシビアになります。
いつでもこれを買えばOKというものがあるわけではなく、その時々の流行りはもちろんのこと、買取店の在庫状況などによっても換金率が変わってくるので、商品選定が成否を左右します。
同じブランド品でも種類やモデルによっては20%〜30%くらい換金率に差がでることもあるので、モデルや型番による換金率の違いなど、リサーチを欠かすことができません。
購入商品のリサーチのやり方としては、ブランド品買取店のHPなどを参考に、買取強化商品の目星をつけてから、最寄りの販売店などで取り扱いの有無と金額を確認し、改めて買取店での正確な見積もりを出してもらう。という流れが無難でしょう。
この手順で、商品の選定、購入場所、売却場所を確保した上で、はじめて現金化が実行できます。
なんぼやや、大黒屋などのブランド品買取店のHPなどで買取強化品と買取額の目安を掲載しています。
ただし、これらはあくまで参考価格なので、購入前には、必ず買取額を確認することをおすすめします。
また、買取店にもよりますが、現金化に適した商品を教えてくれるところもあります。
現金化であることは伏せた上で、
「50万円くらいで買取りの高い商品ってどんなものがありますか?」
とで聞けば、
「ヴィトン◯◯のキーケース3つと、モノグラム◯◯の財布2つで50万円くらいです。◯◯デパートの2Fで購入できますよ。」
とか具体的に教えてもらえることもあります。
ただし、これは察しの良い店に限られる話で、商品を見ないと見積もれないと言われる場合が大半であることも付け加えておきます。
スマホ買取
iPhoneやiPadなどのApple製品は、家電製品の中でも特に換金性の高い商品として知られています。
また、単価も10万円〜15万円が普通なので、複数台組み合わせることで50万円以上の高額現金化も可能です。
上述したブランド品を使う方法と同じようなスキームではありますが、スマホというより身近な品物を使うため、購入時の商品選定や購入場所選びがし易いという側面もあります。
やり方は、AppleストアでiPhoneの最新機種を購入して、未開封のまま専門の買取り業者へ持ち込むのがもっともスムーズな方法です。
売却先はいくつか選択肢が考えられますが、複数台の新品・未開封品を持ち込むことを考えると、中華系のスマホ買い取り業者が最適でしょう。
中華系スマホ買い取り業者は、訳ありを承知の上で、未開封品や複数台の商品を買い取ってくれるので、現金化の際に白い目で見られるのを心配しなくて済みます。
また、中華圏への販路を持っているのも強みで、指定商品であれば、そこそこ高い換金率で現金化ができます。
HP上で常に最新の買取価格が掲載されていて、概ねその金額で買い取りが成立するようになっています。
ただし、店舗数が少なく、都内に数店舗あるだけなので、地方からの利用には少し時間がかかりますが、郵送買い取りを選ぶしかありません。
どうしても、店舗数が多く知名度がある日系の買い取り業者を希望する場合は、TSUTAYAやGEOなどでも現金化は可能ですが、中華系にくらべると1割〜2割単価が落ちます。
この方法の良いところは、スマホという身近な商品を使うため、商品選定に迷う余地が無いという点、かつ高額購入でもカード決済を拒否されるリスクが少ない点にあります。
さらにクレジットカードに限らず、Paidy Apple枠を現金化させるのにも使えます。
その一方で、高換金率が期待できる最新機種はそもそもが品薄で手に入りづらかったり、手に入りやすい旧世代機種はあまり換金率が上がらないなどの問題点もあります。
また、換金率が、一部の特定商品の買取相場に左右されるため、タイミングによってはどうやっても換金率が高くならないということも起こり得ます。
現金化サイト
現金化サイトを使えば、どのクレカでも高額の現金化を引き受けてもらえます。
現金化サイトでは、50万円、100万円を超える高額の現金化にも対応していて、複数枚カードを合算させて現金化することもできます。
対応カード種も豊富で、VISA、MasterCard、JCB,AMEX、DinersClubなど、国内発行のカードであれば全て利用できますし、プラスチックカード以外に、アプリ上のバーチャルカードも現金化させることができます。また、法人カードの利用も可能です。
現金化サイトの特徴として、WEBから申込みをすれば、後の手続きはすべて、その窓口一箇所で完結するため、手間や時間をかけずに現金化することができます。
自分で商品を買って、売ってという煩わしさを避けたいという人には最適な方法です。
一方、デメリットとして、即日振込みしてもらうには、営業時間内(夜20時くらいまで)の申し込みが必要という点、現金化手続きを丸投げできる反面、それなりの手数料が取られる点などがあげられます。
また、買い取りを利用して現金化させる仕組み上、身分証の提示が必要で、使えるカードは名義人本人のものに限られます。
現金化サイトの料金体系は、高額であればあるほど割安になる仕組みなので、高額の資金調達にも悪くない選択肢ではありますが、詳細な利用条件はサイトによっても違うので、事前に決済金額と入金額がいくらになるか見積もってもらってから、利用を検討することをおすすめします。
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