現金がどうしても必要な時に助かるカード現金化は、特に日本で人気があります。
海外でもカード現金化と同様のサービスはあるのでしょうか？
また、一体なぜ日本だけこんなにクレジットカード現金化が流行るのかを見てみましょう。
海外のカード現金化事情
実は日本以外でも、カード現金化ビジネスがあります。
お隣の韓国は日本と似通った文化が多いのですが、カード現金化ビジネスも多いです。
韓国は日本のような消費者金融もあるのですが、高金利です。
そしてクレジットカード現金化は韓国でも禁止行為なので、業者が現金化するビジネスがあるのです。
クレジットカード先進国のアメリカでもカード現金化する人はいます。
どんな国でも現金が必要になる場面はありますから、そんな時にカード現金化が必要になります。
しかし、アメリカが日本や韓国と事情が異なるのは、特にカード現金化の制限がないという点です。
その為、敢えて現金化業者を使わなくても自分で簡単にカード現金化ができるのです。
日本はショッピング枠を借金と捉えていますが、アメリカではお金と捉えています。
その違いから、カード現金化行為を制限するか否かと分かれてくると思われます。
日本でももしカード現金化が認められれば、敢えて現金化業者を使う人も少なくなるでしょう。
クレジットカードが使えない店も多い？
日本に来た海外の旅行者から話を聞くと、先進国の割にクレジットカードが使えない店が多いと言います。
個人で経営している小さな店ならともかく、全国展開しているようなチェーン店でもクレジットカードが使えない場所が多いのです。
特に飲食店に見られますね。
回転ずし屋でカードが使えないと不便に感じた人もいるのではないでしょうか。
そういった環境も、カード現金化を必要とさせる一因と考えられます。
現金必要な風習が多い
そして日本には現金が必要な風習がとても多いです。
何かにつけて現金を渡す風習がありますね。
お年玉、ご祝儀、香典、快気祝い、合格祝いなど、数えきれないほどです。
クレジットカードで品物を購入して渡すのではなく、祝儀袋に現金を包んで渡す事にこだわる人も多いでしょう。
特にお年玉や祝儀・香典は現金以外で渡す事はありません。
こういった文化がある事から、やはり海外よりも現金のニーズが高い為、どうしてもカード現金化せざるを得ないシーンが多いと考えられます。
日本でのカード現金化の歴史
クレジットカードが日本に入ってきたのが1960年代です。
その頃にも現金を作るためにショッピングで購入した商品を、質屋に入れるなどしていた人はいたでしょう。
クレジットカードがあれば、多かれ少なかれ現金化しようと考える人は必ずいます。
日本で現金化行為が目立つようになったのは、恐らくバブル崩壊後からではないでしょうか。
今まで羽振りが良く贅沢に慣れ親しんでいたのに、バブルが崩壊してお金が足りなくなり、手持ちのカードで現金を作ろうとした人が多かったです。
ただ、以前はカード現金化といっても来店するしかありませんでした。
その為地方に住んで近くに現金化業者がない場合は、自分で現金化をするしかなかったのです。
それがネット環境が普及すると、現金化業者もこぞってオンライン申し込みに対応するようになりました。
そうすると現金化利用者は一気に全国へと拡大しました。
さらに2010年6月に改正賃金業法が施行され、年収の3分の1以上借金ができなくなりました。
ショッピング枠は総量規制の対象外の為、ますますカード現金化のニーズが高まったのです。
そして現在に至ります。
現在はわざわざ商品の受け渡しが発生しないように、amazonギフト券を使ったカード現金化を導入した業者も増えています。
現金化業者に一切会うことなく、申込から現金受け取りまでできるのです。
消費者金融の存在
カード現金化が流行ったのは、消費者金融の存在も関係しています。
大昔は質屋でお金を調達していたものですが、1920年代に銀行も個人向けの小口融資を始めるようになりました。
1950年代には高度経済成長が始まった頃に、日掛け金融が出現しました。
団地金融、サラ金という様々な呼び名がありましたが、現在の消費者金融の元となる金融業者が誕生したのは、1960年代と思われます。
ちょうどその頃は、クレジットカードが日本に入ってきた時期と重なります。
1990年代以降、消費者金融はテレビCMが流れたこともあり、一般に広く認知されるようになりました。
それからバブル崩壊後利用者も増えました。
消費者金融の利用者が増えると共に、カード現金化の利用者も増えました。
現金が必要であれば消費者金融のキャッシングを利用すればいいのですが、審査に通らず使えない、もしくは使いたくないという人もいます。
そんな時にクレジットカードを持っていれば、ショッピング枠の現金化を考えるのです。
消えないカード現金化業者の存在
カード現金化は違法ではありません。
しかしカード会社の利用規約違反の為、社会問題になっています。
今のところ違法ではないものの、色々と規制は進んできており、カード会社の監視も厳しくなってきています。
今まで楽に現金化できていた方法もできなくなってきています。
でもamazonギフト券など、規制が進めば進むほど新たな方法が次から次へと生みだされます。
もうカード現金化なんて流行らない、やらない方がいいと言われつつも、絶対に消えないのです。
それはやはり日本が現金主義の国であり、ショッピングではなくどうしても現金が必要とする人が多いからなのでしょう。
クレジットカードがある限りカード現金化は無くならないと言えるでしょう。
クレジットカードで資金調達する方法？
クレジットカードを現金化して資金調達することも可能です。
キャッシング枠を使わずに現金を作ることもできるので、ショッピング枠のみのクレジットカードでも利用可能です。
ウェブで申し込みをすれば、あとはスマホで完結させられるので、店頭で物を買ったり売ったりする手間はありませんし、代金もすぐに振り込んでもらえます。
ただし、身分証の提示などスマホからやる手続きもあるので、ある程度スマホの操作はできる必要があります。
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