ネットオークションを使ってカード現金化をするには、ヤフオクで電子ギフト券を売る方法や、ゲーム機などの換金性の高い商品を出品して現金化する方法があります。
換金率の面でいうと、ヤフオクはデフォルトでシステム手数料が10%かかるので、うまく行っても最終的な換金率は80%〜85%が限界です。
タイミングや商品選びによっては70%台がいいところでしょう。
また、大きなデメリットとして、時間と手間がかかる点も見逃せません。
ヤフオクの最短出品日数が2日なので、その後の受け取り確認や出金手続きなどを考慮すると、スムーズに行っても現金化まで3日〜4日はかかります。
そう考えると、カード現金化で資金調達するなら、換金率の面でもスピードの面でも、現金化サイトや買取サイトを使った方が適切かもしれません。
ただし、PayPayやd払いなどの電子マネーの現金化は、カード現金化サイトでは対応していないので、そうした特殊な事情においてはネットオークションを使った現金化の方法も選択肢に入ってくるかと思います。
電子ギフト券を使って現金化する
ヤフオクではAmazonギフト券をはじめとした電子ギフト券を出品して現金化することができます。
電子ギフト券は、クレジットカードをはじめ、あと払いアプリのバーチャルカードなどでも購入できるとあって現金化にはうってつけの商品の一つです。
また、Eメールタイプの電子ギフト券ならコード番号をメールで送るだけで受け渡しができるので、送料や発送の手間がかからないで済みます。
では、ヤフオクでのAmazonギフト券の落札相場から算出した換金率をみてみましょう。
Amazonギフト券の換金率
額面 | 落札価格 | システム 手数料 |
送料 | 受取額 | 換金率 |
---|---|---|---|---|---|
Amazonギフト券 Eメールタイプ 10,000円 |
9,500円 | 950円 | 0円 | 8,550円 | 85.5% |
Amazonギフト券 Eメールタイプ 30,000円 |
28,500円 | 2,850円 | 0円 | 25,650円 | 85.5% |
Amazonギフト券 Eメールタイプ 55,000円 |
53,500円 | 5,350円 | 0円 | 48,150円 | 87.5% |
Amazonギフト券の場合、商品の受け渡しは取引ナビ(ヤフオクのメッセージ機能)で送信できるので、送料はかかりません。
出品者としての経費はヤフオクのシステム手数料10%(プライム会員なら8.8%)が徴収されるのでそれのみです。
それらを加味したヤフオクでのAmazonギフト券の換金率相場は85%〜86%ほどになります。
電子ギフト券の購入方法
ヤフオクで現金化できる電子ギフト券は、Amazonギフト券以外にも、Appleギフトカードや、Nintedoプリペイドカード、PlayStationStoreカードなどがあります。
いずれもAmazonで購入ができて、クレジットカード、すべてのカードブランドが利用可能です。
Amazonにはペイディあと払いや、auかんたん決済などのキャリア決済も備わっていますが、電子ギフト券の購入には使えません。
ただし、Amazonで、キャリア決済やあと払いアプリを使って電子ギフト券を買う場合、以下の組合わせでプリペイドカードへチャージすることで購入が可能です。
ドコモ電話料金合算払い(docomo/ahamo)
→ dカードプリペイド
auかんたん決済(au/UQmobile)
→ auPAYプリペイドカード
ソフトバンクまとめて支払い(Softbank/Y!mobile/LINEMO)
→ ソフトバンクカード
ペイディ
→ ペイディカード(バーチャルカード可)
対応のプリペイドカードにチャージしてから、プリペイドカード記載の16桁のカード番号を支払い方法へ登録すれば、クレジットカード同様に使うことができます。
Amazonで購入した電子ギフト券のコード番号は、通常5分程度でAmazon登録のメールアドレス、もしくは、Amazonの購入履歴の商品詳細ページで確認することができます。
ただし、ギフト券によっては発行まで1〜2時間程度時間がかかる場合があります。
この方法のデメリット
出品するのにも商品紹介ページを作ったり、落札者とやり取りをしたりと、それなりに手間がかかります。
手順も、出品→落札→発送→受け取り確認→入金 とそれなりの工程を踏まないとけないので、現金化させるのに最短でも2日〜3日はかかります。
また、個人間取引となるため、落札者とトラブル(落札後のギフト券無効化など)になったら、落札者からクレームを自分で処理しなければならないリスクもあります。
そもそも、ヤフオクのシステム手数料は10%と高額なので、換金率がそれほど高くならないので、デメリットの割にはあまり効率の良い現金化の方法ではありません。
ゲーム機を売って現金化
ゲーム機をヤフオクへ出品して現金化させるのも、カード現金化に有効な方法の一つです。
Nintendo SWITCHを例にしてヤフオクでの現金化の換金率をシュミレーションしてみましょう。
まず、Nintendo SWITCH 有機ELモデルの定価は、37,980円(税込み)です。
落札価格の相場をみると、新品/未使用/送料込みで37,000円〜38,000円(税込み)くらい(2023年3月時点)なので、落札者側絡みたら、定価の97%〜100%くらいの価格でNintendo SWITCHを購入していることがわかります。
新品未使用品であるとは言え、定価とほぼ同額で取引が成立するのは、Nintendo SWITCH自体が人気商品であるためです。
しかし、現金化をすると考えるなら、出品者側の経費も含めて換金率を算出する必要があります。
出品者として受け取れる金額は、ここからYahooのシステム手数料と、送料が差し引かれます。
それらを加味した上で、Nintendo SWITCHの換金率を算出すると以下の通りです。
商品名 | 落札価格 | システム 手数料 |
送料 | 落札価格 | 換金率 |
---|---|---|---|---|---|
Nintendo SWITCH 有機ELモデル ネオンブルー/ネオンレッド 未使用/メーカー保証証つき(11ヶ月以上) |
37,500円 送料込み | 3,700円 | 870円~1,350円 | 32,450円 | 86.5% |
Nintendo SWITCH 有機ELモデル ネオンブルー/ネオンレッド 未使用/店舗印有 |
38,000円 送料込み | 3,800円 | 870円~1,350円 | 32,850円 | 86.4% |
Nintendo SWITCH有機ELモデルの換金率相場は86%前後(2023年3月時点)です。
ヤフオクへのシステム手数料として10%、送料として1,350円がかかる想定で計算してありますが、Yahoo!プレミアムの有料会員なら、システム手数料が8.8%になり、落札者が近場の人であれば送料も870円程度で済むため、条件によってはもう少し良くなるかもしれません。
Nintedo SWITCHの購入方法
店頭購入
Nintendo Switchは店頭であれば、ビックカメラやヤマダ電機などの家電量販店で購入できます
クレジットカードはすべてのカードブランドで利用可能で、お店によっては、d払いやPayPayなどのキャリア系電子マネーの支払いも対応しています。
キャリア決済からチャージした電子マネーで購入することもできますし、メルペイをiDに連携すれば、メルペイあと払いの枠で購入することもできます。
ドコモ電話料金合算払い(docomo/ahamo)
→ d払い
auかんたん決済(au/UQmobile)
→ auPAY
ソフトバンクまとめて支払い(Softbank/Y!mobile/LINEMO)
→ PayPay
メルペイスマート払い
→ iD
小規模な街のゲームショップでもNintendo SWICHは販売されていますが、場合によってはクレジットカードや電子マネーでの購入ができないことがあるのでご注意ください。
ネット購入
また、ネットならAmazonなどのECサイトでもNintendo SWITCHを始めとしたゲーム機の購入が可能です。
Amazonでは、クレジットカードすべて利用可能な他、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、ドコモ払いなどのキャリア決済での支払いが可能です。
さらに、クレカもキャリア決済もない場合でも、Paidyあと払いで購入もできます。
Amazonに在庫がある商品であれば1日〜2日で届きますが、在庫なしの商品だと注文だけ受けて、届くのは1ヶ月後という販売のされ方もあるのでご注意ください。
また、品薄になりがちな人気ゲーム機については定価より高く販売されていたり、最新機種の在庫がない場合、旧機種が販売ページが表示される場合があるので、購入には十分注意しましょう。
この方法のデメリット
まず、商品発送時に送料がかかるので、電子ギフト券と比べても換金率は低くなります。
店頭で即日購入したとしても、ヤフオクでの出品や発送を考えると、最短でも3日〜4日かかるため、思い立っての即日現金化はできません。
換金率は商品の人気度合いや時期によっても左右され、人気機種でないと高換金率ならないけど、高く売れる人気機種は品薄で手に入りづらいというジレンマに陥りやすいです。
もちろん、ゲーム機にはいろんな種類があるし、ゲーム機に限らずその時々で高く売れる商品はあるのですが、それにしても、落札相場のリサーチや、購入方法の調査には手間と知識が必要なのは確かです。
ヤフオクでの現金化の流れ
ヤフオクを使って現金化をする場合のヤフオク利用の流れを解説しておきます。
大きくわけて、
登録 → 出品 → 発送
の手順が必要です。
普段ヤフオクを使い慣れていない人には、そこそこ手間がかかるかもしれません。
出品日数は最短でも2日なので、その後の落札者との連絡や発送、受け取り確認などを含めると、スムーズに行ったとしても最短3日はかかる計算です。
登録
- ログインと認証手続き
- 出品者情報登録
- Yahoo!ウォレットの登録
- 通知の設定
SMS認証(電話番号必須)によるYahoo!JAPAN IDの取得が必要です。
氏名、住所、電話番号などを入力します。
取引をするためにはYahoo!ウォレットの登録が必要で、登録ページから、住所や氏名、支払い方法などを設定します。
商品代金を受け取りにもYahoo!ウォレットの受取口座の登録が必要です。
入札があった場合などの通知がメールやスマホに届きます。
出品
- マイページの出品から出品をします。
- 必要事項の入力と設定
- 出品する
商品情報や商品画像を設定します。
内容に不備があると入札者から突っ込まれたり、トラブルの原因にもなるので、他の出品ページを参考に入力してみましょう。
高い評価の多い出品者のページが参考になります。
出品中は入札希望者から質問がきたら回答したり、必要に応じて出品ページを編集します。
発送
- 落札される
- 取引開始
- 落札者情報の確認
- 送料を連絡する
- 落札者の支払いを確認して商品発送
- 発送連絡をする
- 商品代金受け取り
- 評価
落札されると通知が届きます。詳細はマイオークションから確認できます。
落札者側の取引ナビに支払いや配送などの情報が表示されるので、落札者が手続きを行うまで待ちましょう。
落札者からの連絡が届いたら取引ナビで届け先や発送方法を確認します。
出品時に「落札された後に送料を連絡する」を選択していた場合は、送料を計算後に[送料を連絡する]ボタンを押して落札者に連絡します。
全国一律の配送方法が選択さている場合、送料込みでの出品の場合はこの手順は不要です。
また、ギフト券コード番号を取引ナビで送信する場合も、この手順は不要です。
落札者から支払い完了連絡が届いたら商品を発送します。
商品を発送したら取引ナビで[発送連絡をする]をします。
追跡番号やお問い合わせ番号など、配送状況を確認できる情報がある場合は入力します。
落札者が受け取りを確認したら、代金を受け取ることができます。
落札者が「受け取り連絡を行う」、または、15日後の正午ごろになると、売上金に反映されます。
取引完了後は、落札者を評価します。
まとめ
ヤフオクを使った方法でカード現金化する方法について解説してきましたがまとめると、
ヤフオクを使ったカード現金化は面倒。
というのが正直な印象です。
何しろ時間も手間がかかるし、換金率もそれほどよくありません。
ヤフオクの他にも、メルカリやPayPayフリマなどのフリマアプリもありますが、ギフト券の出品はできません。
電子ギフト券を出品できるのはヤフオクくらいです。
これなら、はじめから現金化サイトやギフト券の買取サイトを使って現金化したほうが楽だし早いです。
それでも、ヤフオクを使って現金化するなら、商品選びや出品のタイミングなどはよく考慮した上でやることをおすすめします。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
クレジットカードがあれば、現金化サイトを使って資金調達が可能です。
WEB申し込みで入金まで20分〜30分くらい、現金化につきまとうカード利用停止のリスクも軽減できます。
利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早くて条件も良いサイトをいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
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