日本では通常65歳から年金を受給することができます。
65歳以上の方は既に定年退職をし、年金受給しながら生活している人も多いでしょう。
でもそんな人でもお金のピンチはやってきます。
お金のピンチに役立つクレジットカード現金化ですが、年金受給者でも利用できるのでしょうか。
クレジットカード現金化は誰でも利用可能?
クレジットカード現金化を利用するにはどんな条件があるのでしょうか。
年齢、職業、収入と色々な要素がありますが、最低限クレジットカード現金化を利用するのに必要な条件を見てみましょう。
自分名義のカードのみ
クレジットカード現金化は、自分名義のカードさえ持っていれば利用可能です。
もちろんショッピング枠に余裕があることが前提です。
クレジットカードには家族カードというものがあり、世帯主の収入が十分であれば無職の家族でもカードを持つことができます。
学生や専業主婦でも大丈夫なので、年金受給者でも構いません。
そして家族カードは普通にショッピングに使えるれっきとしたクレジットカードなので、年金受給者でも持っていれば現金化も可能です。
ただしいくら家族であっても、他人名義のクレジットカードを使ってはいけません。
利用可能額の範囲内
利用できるのは、ショッピング枠の利用可能額の範囲内です。
クレジットカード現金化業者を通すなら、最低利用額があります。
もし1万円以上じゃないと現金化利用ができないなら、ショッピング枠も1万円以上余裕がないと利用ができません。
最低利用額は現金化業者によっても異なり、中には5万円以上じゃないと受け付けてくれないところもあります。
還元率ばかりに注目してしまいますが、自分のクレジットカードの利用状況によっては使えない業者もあるということを知っておきましょう。
現金化しにくいカードブランドもある
クレジットカードによっては、クレジットカード現金化サービスが利用しづらいものもあります。
クレジットカードには国際ブランドというものがあります。
VISA、マスター、JCB、アメックス、ダイナースの5つが日本で発行されている国際ブランドです。
VISAとマスターは現金化利用している人も多いですが、JCBとアメックスはカード会社が厳しく使えないことも多いです。
もちろん現金化業者によっては、これらの国際ブランド全てに対応しているところもあります。
クレジットカードを作るのに必要な条件
年金受給者も年金という収入がありますが、新たにクレジットカードを作ることができるのでしょうか。
まずはクレジットカードを作るのに必要な条件を見てみましょう。
安定した収入と職業
クレジットカードを作るのに大事なのは、安定した収入と職業です。
その為FXやアフィリエイト、株で儲けたお金は安定した収入と捉えられず、クレジットカードの審査には通りません。
また、フリーターやパート従業員、派遣社員もクレジットカードの審査に落ちてしまうことがほとんどです。
クレジットカードはキャッシングの審査よりも厳しく、作れない人が増えています。
過去と現在の借入状況
いくら現在の収入が多くて正社員雇用だったとしても、過去と現在の借入状況が悪ければクレジットカードは作れません。
借入審査では信用情報機関で借入状況を審査されます。
もし他にもたくさん借入があったり、支払い遅延があったりすれば審査に通る可能性は低くなります。
また、過去に金融事故を起こしたことがある人は、現在の借入状況がよくてもクレジットカードが作れません。
債務整理などの情報は約5年間は保管されるので、その間はキャッシングの審査も通過しないでしょう。
年金受給者がクレジットカードを作れる可能性
年金も安定した収入と考えられるので、クレジットカードに申込むことができます。
ただし年齢制限があります、
キャッシングと同じですが、69歳以下でなくてはクレジットカードに申し込めません。
それから余りにも年金受給額が少ないと、審査に通過できないでしょう。
目安としては年間180万円で、それ以下だとほぼ可能性はないと考えていいかもしれません。
ただし年金受給額が年間200万円を超えていても必ず作れるというものでもありません。
審査するときには借入状況、過去の金融事故歴、そして銀行取引状況を見ます。
年間の年金受給額が180万円ギリギリだったとしても、預金額が十分にある人ならクレジットカードの作成ができるかもしれません。
年金受給者がクレジットカード現金化するメリットは
年金受給者でもクレジットカードさえ持っていれば、クレジットカード現金化は可能です。
さらに条件さえ満たせば、新たにクレジットカードを持つこともできます。
そんな年金受給者がクレジットカード現金化するにはどんなメリットがあるのでしょうか。
ローン申込より簡単
既にクレジットカードを持っているのであれば、ローン申込よりクレジットカード現金化の方がずっと簡単です。
ローン申込は年齢が上がって行くとともにどんどん厳しくなっていきます。
クレジットカード現金化自体は新たな借入申込ではないので、審査不要で現金を調達できます。
高齢者の利用は増えている
日本は高齢化社会が進んでいますが、クレジットカード現金化も高齢者利用が増えています。
急な医療費の支払い、孫へのお祝いなど、高齢者でも突然現金が必要になる場面はいくらでも考えられます。
そんなときにクレジットカード現金化が利用できれば、とても助かります。
ネットを使いこなす60代以上も多いため、ネット申込で現金化する人もいます。
年金受給者がクレジットカード現金化する注意点
年金を受給している高齢者でも、クレジットカード現金化する機会は増えています。
便利なクレジットカード現金化ですが、気を付けないととんでもない事態になってしまうこともあります。
高齢者がクレジットカード現金化利用する上で注意したい点はどこにあるのかを見てみましょう。
悪徳業者に注意
年齢に限らず、悪徳カード現金業者には注意が必要です。
いつまでも若いと思っているかもしれませんが、どうしても歳と共に判断力が鈍くなってきます。
今までネットに慣れ親しんでいる人でも、ついうっかり詐欺に遭うこともあります。
自分の判断力に過信をせず、常に騙されるかもしれないと思うことは大切です。
再発行は困難
年金受給者がクレジットカードを新規で発行するのはかなり困難です。
せっかく所有しているカードが現金化のせいで利用停止になってしまったとしたら、再発行は困難になるでしょう。
クレジットカードを作成したら、利用停止にならないように大事に利用しなくてはいけません。
支払いし続けられるかが問題
受給できる年金は増えることはないでしょう。
特に他に収入のない年金受給者が借金を負ってしまったら、その後の支払いがとても苦しくなります。
若いときのように簡単にアルバイトをする訳にもいかないので、カード現金化を利用するときには利用額に注意する必要があります。
まとめ
年金受給者でも家族カードを持つことができますし、条件を満たせば新しいクレジットカードだって作れます。
だからカード現金化利用も可能ですが、安易な使い方は注意が必要です。
また、高齢者は悪徳業者からもターゲットにされやすいので、最新の注意を払って最低限の額を利用するようにしましょう。
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