「どうしよう…給料日まであと1週間もあるのに、財布に100円しかない…」
無駄遣いをしているつもりはないのに、なぜか給料日前はいつも金欠という方も少なくないのではないでしょうか?
「お金がない」ということは、精神的にとても辛いことです。
今日の食事はどうしよう、〇〇の支払いが間に合わない…という焦りや不安は、想像以上のストレスとなります。
金欠になる理由は人それぞれですが、収支のバランスが悪いことが大きな要因といえます。
給料日前に金欠になってしまう原因と、その対処法について紹介していきます。
給料日前に金欠になる原因
なぜ給料日前に金欠になってしまうのでしょうか?
考えられる原因を紹介します。
あなたに当てはまるものがないか、確認していきましょう。
収支のバランスを把握していない
冒頭でもお伝えしましたが、金欠になる原因として収支のバランスが悪いということがあげられます。
つまり、毎月いくらお金が入ってきて、それに対していくらのお金が出ていくのか、というバランスをしっかりと把握し理解できていないのです。
毎月きちんと給与明細を確認していますか?
税金でいくら控除されているかを確認していますか?
買い物をするとき、きちんと値段を確認していますか?
自分の現状を、しっかりと把握しましょう。
無駄遣いしている
いま必要なものではなく、「なくても別に困らないけれど、あったら便利なもの」にお金をかけていませんか?
いまの時代、便利な商品やサービスが溢れています。
魅力的に感じるものも多いと思いますが、果たしてそれらの商品やサービスは、いまのあなたにとって「絶対に」必要なものでしょうか?
生活を潤す便利な商品やサービスを購入したことにより、毎月給料日前にお金がなくなり生活が苦しくなっていては本末転倒です。
自分にとって何が本当に必要なものなのかを、しっかりと見極めましょう。
クレジットカード払いが多い
カードで支払うことが多い人は、いま自分がいくらお金をもっているのかということを実感しづらいです。
そのため、いつの間にか使いすぎてしまっていたということが多いのです。
手元に現金がなくても、カード1枚あればお店でもインターネットでも手軽に買い物ができてしまう時代です。
ですが、カードで支払った代金は、あくまでもカード会社が立て替えてくれている状況にすぎません。
それを忘れて買い物をしすぎた結果、翌月とんでもない金額の請求がきた、ということはよく聞く話です。
必ず自分で支払うことになるお金です。そのことを忘れないようにしましょう。
突発的な出費が発生した
病気やケガをしてしまった、車や家電製品が壊れてしまった、冠婚葬祭があったなど、想定していなかった突発的な出費が発生する場合もあります。
こればかりは、いつ起こるかといういことを事前に知ることはできません。
だからこそ、普段から「もしもの場合」を想定しておくことが大切です。
いざという時に困らないように、毎月少しずつでもいいので計画的に貯蓄をしておきましょう。
お金の管理が苦手
お金の管理が苦手な人は、給料日前に金欠になりやすいです。
自分でお金の管理が苦手なことを認識できているケースもあれば、「自分ではうまくやっているつもりなのに、給料日前はなぜかお金がない」という、自分で認識できていないケースもあります。
いずれにしても、決まって毎月のように給料日前になると金欠になってしまうという人は、自分はお金の管理が苦手という意識をもったほうが良いでしょう。
欲しいものを我慢できない
「欲しいと思ったらすぐに手に入れなければ気が済まない」という人も金欠になりやすいです。
・「限定品」と聞くと買わずにはいられない
・人に「良い」と勧められると欲しくなる
・新商品が出ると試さずにはいられない
こんなときは「いまこれを買ったら、この後の生活はどうなるだろう」ということをリアルに想像してみましょう。
欲しいものを我慢することは辛いと思うかもしれませんが、
・自分はこの先いつでも手に入れることができる
・楽しみをこの先にとっておいているだけ
と思うだけで、買いたいという衝動を抑えられるかもしれません。
毎日コンビニやカフェに行く
・出勤前はカフェでコーヒーを買う
・仕事帰り用事がなくてもとりあえずコンビニに寄る
という人も、気が付いたら金欠になっているというケースが多いです。
1回数百円の出費だとしても、それが毎日積み重なり1ヶ月たったとき、その金額はかなり大きなものになっています。
給料日前に金欠にならないための対策
ここからは、給料日前に金欠にならないための対策を具体的に紹介していきます。
あなたができそうなものから取り入れていきましょう。
家計簿をつける
金欠を解消するためには、収支のバランスを管理することが必須です。
そのためには、家計簿をつけることが効果的です。
家計簿というと「そんな面倒なことはできない」と敬遠する人も多いかもしれません。
ですが、いまの時代はスマートフォン1台あれば、簡単に家計簿をつけられるアプリもたくさんあります。
写真でレシートを読み取ってくれる機能があるアプリもあるので、思っているよりも手軽に続けられると思います。
まずは1ヶ月間、自分がどのような生活を送っているのかを記録してみましょう。
1週間ごとに予算を決めて管理する
1ヶ月単位でお金を管理しようとすると、細かく管理しようとしすぎてうまくいかなくなったり、逆に「今日使いすぎちゃったけど、後半で何とか調整すればいいや」などと甘えが生じたりする場合もあります。
そのため、1週間単位で管理することが効果的です。
現金を封筒などに仕分けして管理すると、視覚的にわかりやすくオススメです。
給料が振り込まれたら、引き落としになる固定費分だけを口座に残し、残りはすべておろします。
そして、1週間ごとに封筒に振り分け、1週間その現金だけで生活するようにします。
さらに余裕があれば、食費、交際費、医療費など、カテゴリ別に仕分けしておくと、何にいくら使うことができるのかがわかりやすくなります。
固定費を減らす
家計管理の基本は、固定費の見直しです。
毎月かかる固定費に無駄な支出がないか、今一度確認してみましょう。
・居住費
・水道光熱費
・医療保険、自動車保険
・通信費
家賃は収入の3分の1程度が目安といわれています。
現時点でその基準をクリアしている場合でも、ほかの部分の支出を削減できないという場合は、さらに賃料の安い物件への引っ越しも検討してみましょう。
通信費に関しては、スマートフォンも今は格安SIMへ乗り換えることで、月々の利用料金を2000円以内に収めることも可能です。
コンビニやカフェに行かない
毎日何気なく行っているコンビニやカフェを控えましょう。
・出勤前にカフェでコーヒーを買って出社する
・仕事後に何気なく立ち寄ったコンビニで雑誌やお菓子を買ってしまう
このように、必要ではないけれど何気なくルーティン化してしまっていることを改善することで、支出を抑えることができます。
食料品を特売でまとめ買いして自炊する
いくら金欠だからといっても、食費は絶対に必要です。
総務省統計局の家計調査の結果によると、1ヶ月あたりの食費の平均値は以下となります。
・単身世帯:40,026円(2018年調査)
・二人世帯:83,191円(2018年12月調査)
食費は最も節約しやすい部分でもあるので、上記金額よりも抑えることは割と簡単にできるはずです。
食費の節約に欠かせないことは、自炊をすることです。
自宅にいる朝晩はもちろん、昼食も可能であればお弁当を持参しましょう。
食材は、値引きされる閉店間際や特売日を狙ってまとめ買いすることをオススメします。
さらに、レシピサイトやレシピアプリを調べてみると、節約レシピも数多く掲載されているので、参考にしてみましょう。
日用品のまとめ買いを控える
スーパーや薬局で特売品をみつけるとまとめ買いしていませんか?
いずれ使うものだからと言って、セールの度にまとめ買いしていては、その分一気にお金が出ていくので、1ヶ月、1週間あたりの予算計画も狂ってしまいます。
さらに、ストックがあるという安心感から、1回あたりの使用量が多くなり、無駄遣いをしてしまう可能性もあります。
ストックが増えれば家の中も手狭となり掃除もしづらくなるので、必要なものを必要な分だけ購入する習慣を身につけましょう。
給料日前の金欠を乗り切る方法
「節約してもどうしてもお金が足りない…」
そんな緊急時の対処法を紹介します。
実家に頼る
自宅の近くに実家がある場合は、実家に甘えさせてもらうものひとつの手です。
給料日まで夕食は実家で食べさせてもらったり、食材をわけてもらうことができれば、最低限の生活はできるはずです。
不要品をオークションやフリマアプリで売る
家に使っていないものがあれば、オークションやフリマアプリで売ってみましょう。
自分にとっては不要品でも、それを必要としている人も多くいるので、意外と早く落札されるかもしれません。
商品の発送から振り込みまでは数日間かかるので即金性はありませんが、自分ひとりで手軽にお金を手に入れられる方法として覚えておきましょう。
副業をはじめる
毎月のように金欠に悩まされているという場合は、そもそも収入が少なすぎるという場合もあります。
転職となるとハードルが高くなってしまいますが、副業ならすぐに始めることができます。
アルバイトとして働く以外でも、今はクラウドソーシングを利用し自宅で稼ぐことも可能です。
パソコンさえあれば始めることができるので、自分にできる仕事がないか調べてみるのも良いでしょう。
クレジットカードを利用する
どうしても現金がないという場合は、クレジットカードが利用できる店舗で買い物をしましょう。
ただし、冒頭の方でもお話したように、クレジットカードはあくまでも支払いを先延ばししているだけにすぎません。
翌月以降の支払いを考慮した上で利用しましょう。
今すぐ現金が必要な場合の最終手段
今まで紹介した方法でも対応できないという場合に有効な最終手段を紹介します。
「どうしても今すぐ現金が必要」という場合は参考にしてください。
家族や友人・知人に借りる
家族や友人・知人にお金を借りることができないか相談してみましょう。
きちんと事情を説明し、いつまでに返すのかという返済期日を約束することで、力になってくれるかもしれません。
お金は時には人間関係を壊してしまう要因になります。
しっかりと誠実な対応で、相手の信頼を裏切らない行動をしましょう。
キャッシング・カードローンを利用する
頼れる人がいないという場合は、キャッシングやカードローンを利用することも検討しましょう。
ただし、忘れてはいけないのは、利用した分は翌月以降、必ず返さなければいけないということです。
この緊急事態は回避できたとしても、現実的に使える現金が増えたわけではありません。
自分が返済できる範囲で計画的に利用しましょう。
クレジットカードを現金化する
キャッシングやカードローンは利用したくないという場合は、クレジットカードの現金化もひとつの手です。
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用し、換金率の高い商品を購入し売却することで現金を得るという方法です。
自分で行うこともできますが、現金化業者を利用することで即日現金化することも可能です。
ただし、こちらもキャッシングやカードローンと同様、後々利用分を返済する必要があります。
手軽に現金を手にすることができ、まるで現金が増えたような感覚に陥ってしまうので、利用する際は最低限の利用にとどめましょう。
その場しのぎではなく根本的な改善を目指しましょう
給料日前に金欠になってしまう原因、その対処法について紹介してきました。
大切なことは、その場しのぎを続けることではなく、根本的な原因をつきとめ改善していくことです。
私たちの生活になくてはならない存在だからこそ、お金との付き合い方について、この機会に真剣に考えてみましょう。
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