カード現金化にかかる費用は、換金率という形で明記されることが一般的です。
しかし、換金率も「決済額と受取額の差額」と考えれば、実質的にはサービス利用手数料ともいえます。
中には、見せかけの換金率を明記して、別立てで各種手数料を徴収する業者もいて、利用条件を巡ってトラブルになるのは得てしてこのような不明瞭な料金設定を取り入れている業者です。
また、申し込みをしてみて初めて手数料の存在を知らされるというケースも少なくありません。
カード現金化は、その仕組上、高額な手数料がかかり、思いがけず不利な取引きを強いられることがあるとして一部、注意喚起もされています。
また、近年ではクレジットカードのみならず、各種あと払いアプリでも現金化が可能になっていることで、現金化の手数料を巡る状況はより一層複雑になっています。
今回は、こうした懸念点を踏まえた上で、トラブルを未然に防ぐべく、カード現金化サイトでの手数料について、どのような仕組みになっているか掘り下げて解説したいと思います。
カード現金化で発生する代表的な手数料4つ
代表的な手数料は以下の4つです。
現金化のやり方にもよりますが、これらまとめて利用料として徴収される場合もありますし、個別にそれぞれを支払う場合もあります。
また、現金化の手数料とは違いますが、カード返済時にかかる、リボ・分割手数料というのもあります。
そうした点も含めて、カード現金化にまつわる各種手数料について見ていきましょう。
振込手数料
振込手数料は、現金化した代金の振込にかかる手数料です。
振込手数料は、100円〜500円くらいが一般的ですが、業者によっては振込手数料無料の場合や、入金先の銀行によって変わるという場合もあります。
ギフト券現金化サイトの買取ヤイバでは、基本的な振込手数料は無料ですが、一部の金融機関については、別途、振込手数料がかかるようになっていて、ゆうちょ銀行で100円、PayPay銀行で135円などとなっています。
また、カード現金化サイトの即日アリアちゃんでは、一律で200円の振込手数料が換金率とは別で差し引かれるようになっています。
現金化する額からすると少額ではありますが、入金段階になって思わぬ手数料で、受け取り金額が目減りすることにならないように、事前に振込手数料の有無について確認しておくようにしましょう。
事務手数料(業者手数料)
事務手数料は、現金化させるときの業者へ支払う手数料のことです。
一般的にあまり手数料として明記されることはありませんが、買取方式なら買取商品の換金率として、キャッシュバック方式ならキャッシュバック率などの名目で徴収されることになります。
手数料率相場は業態にもよりますが、10%〜30%くらいが一般的です。
初回は手数料率が低く設定されていたり、利用金額が多くなると手数料も割安になる料金体系にしている業者も少なくありません。
消費税
厳密には手数料ではありませんが、現金化する際に購入する商品に消費税が別途かかることがあります。
現金化の仕組みは、購入した商品を買い取りやキャッシュバックで現金化させますが、いずれにしろ、何かしらの商品の購入をする必要があるため、決済代金に消費税がかかってきます。
つまり、10万円の商品を買って8万円の現金化となる場合、
10万円(税込み)→ 8万円 なら実質換金率80%ですが、
11万円(税込み)→ 8万円 なら実質換金率72%になります。
見積もりの段階で、消費税額を加算した決済額を伝えてくれるのが普通ですが、事前に消費税についての説明がないままカード決済をしてしまう業者もいます。
こうしたトラブルに巻き込まれないように、消費税の有無については、必ずカード決済前の見積もりでチェックをしておく必要があります。
決済手数料
決済手数料は、主にカード会社や、決済代行会社側が徴収している手数料です。
例えば、現金化サイトでPaidyカードを現金化する場合、決済額の2.2%が請求額に加算されて引き落とされます。
1万円なら220円、10万円で2200円程度が目安ですが、ドル決済を使っているなら、もう少し金額が多くなります。
これは、現金化サイトで使っているのが海外向け決済システムであるために起こるのですが、厳密には現金化業者の手数料ではなく、決済代行会社やカード会社に支払う手数料となります。
通常のクレジットカード決済であれば、決済手数料は業者側が負担する仕組みになっていますが、一部のプリペイドカードについては、このようにカード利用者から手数料が徴収される場合があります。
また、これとは別に、プリペイドカードを使った現金化の場合、カードの有効性を確認するため、事前引き落としがかかることがあります。
金額は1円〜5円程度と少額なことと、後で返金されることもあって、大きな痛手にはなりませんが、一時的にカード残高が減額された状態になるので、カード残高ギリギリで決済しようと思っている人は注意が必要です。
リボや分割の金利手数料とは?
ここまで見てきたのは、現金化するときにかかる手数料です。
返済を一括払いにしているならこれ以上の費用はかかりませんが、リボや分割払いにするなら、これらの手数料とは別にカード会社へ支払う金利手数料が発生します。
金利手数料は実質年率12%~15.00%くらいが相場ですが、カード会社や返済期間によってもかわります。
例えば、楽天カードで10万円を24回の分割払いで返済した場合の金利手数料は以下の通りです。
楽天カード10万円24回分割払いシュミレーション
利用料金 | 100,000円 |
---|---|
分割手数料 | 16,320円 |
支払い総額 | 116,320円 |
支払い回数 | 24回 |
総額でみると、2年間で利用金額に対して16%程度の金利手数料が取られることになります。
リボの場合も考え方は一緒で、利用残高に金利(15%程度)をかけて12ヶ月で割ったものが毎月手数料として引き落とされます。
クレジットカードを使って現金化する場合、支払いを分割払いやリボ払いにすることも可能ですし、そうすれば月々の返済額を減らして負担を軽くすることもできます。
しかし、その分、支払総額は確実に増えるし、返済が長期化することにもなるので、利用する際は慎重に判断するようにしましょう。
正確な手数料込みの現金化額を知るには?
以上のことから、現金化をする際の手数料が、使う業者や利用金額によって、ケースバイケースであることがおわかり頂けたかと思います。
では、実際にカードを現金化する場合の手数料の総額がいくらになるか、正確な金額を把握するにはどうしたらいいでしょうか。
もちろん、ホームページ上に換金率が明記されていて、一律でその通りの金額を入金してくれる業者もあるにはあります。
しかし、正直なところ、私の経験上もホームページ上に記載されている換金率をそのまま鵜呑みにすることはおすすめ出来ません。
正確な手数料額を知る一番確実な方法は、申し込みをした後、対応に付いたスタッフに直接正式な見積出しもらうことです。
この際、「カード支払い額がいくら」で「入金額がいくら」か?、必ずこの2点を確認することが重要です。
「入金額」は、すべての手数料を差し引いた最終的な受け取り金額になるため、このような聞き方をしておけば、曖昧さを残すことなく確認ができます。
「◯万円必要なのですが、決済金額はいくらですか?」という聞き方でも大丈夫です。
正確な見積もりには、実際に「使おうと思っているカード」と「そのカードの利用限度額」、「入金先の金融機関」などの情報が必要になります。
予め準備した上で見積もりをとるようにしましょう。
現金化サイトでは、見積もりのみの利用なら無料としているところもありますので、カード決済をする前に、利用する際は、こうした諸条件を明確にして、思わぬ手数料がかからないようにしましょう。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
クレジットカードがあれば、現金化サイトを使って資金調達が可能です。
WEB申し込みで入金まで20分〜30分くらい、現金化につきまとうカード利用停止のリスクも軽減できます。
利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早くて条件も良いサイトをいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
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