「金」を使ってカード現金化をする場合、金をどうやってカードで購入するか、買った金をどうやって現金化させるかということを考える必要があります。
通常、資産用の金は、地金(じがね)と呼ばれる「金の延べ棒」や「インゴッド」などの形状で販売されています。
購入できるところは、田中貴金属などの地金商が有名ですが、ここで金をクレジットカード購入することはできません。
では、金はクレジットカードで購入することはできないのか。と言えばそうでもなくて、
宝飾品としての金であればクレジットカードで購入できるものもあります。
金で現金化するには何を買えばいいか?
クレジットカードで購入できる金と言えば、喜平チェーンが上げられます。
喜平チェーンというのは、金でできたチェーンのネックレスやブレスレットです。
チェーン部分から留め具まですべて金で出来ているので、金としての価値が毀損しづらく、買取価格が明瞭なので現金化に向いた商品として知られてします。
18金か24金か?
喜平チェーンの素材には18金、24金などの種類があって、販売価格、買取価格にも影響します。
これらは、金の含有量の違いを表しています。
品位 | 金含有量 |
---|---|
24金(K24) | 99.9% |
18金(K18) | 75% |
10金(K10) | 41.6% |
アクセサリーとしての金でも、買取価格は、そこに含まれる金の重さで計算されるので、
金の喜平チェーンの買取価格は、
買取価格 = 金買取相場 ✕ 重さ ✕ 金含有率
で算出することができます。
純粋に金の部分が多ければ多いほど(重ければ重いほど)買取価格も高くなると考えて問題ありません。
24金は実質的に金100%なのに対して、18金は金75%なので、おなじ10gの喜平チェーンでも、18金か24金かによって、買取価格に25%くらいの違いが出るということになります。
もし、24金か18金かで迷った場合、gあたりの購入価格で24金に対する18金の値段が75%以上であれば24金の方を買ったほうがいいでしょう。
参考サイト:金・貴金属・宝石・ブランド買取なら相場限界査定の【買取本舗七福神】
カットは?
喜平チェーンは、カットにも種類があって、これによっても値段に違いがでます。
2面カット、6面カットなど、カット数が多いほど、アクセサリーとしての装飾が高いため、販売価格が高くなるのが一般的です。
しかし、買取りを考えた場合、アクセサリーとしての装飾は買取価格にほぼ反映されないので、カット数が多いものの方が、換金率が低くなることが予想されます。
あるお店での18金喜平チェーンの2面と6面の販売価格を見てみると
2面 8,100円/g(税別)
6面 8,500円/g(税別)
となっていました。
gあたりの単価で4.9%の価格差があることがわかります。
喜平チェーンの買取価格は金の含有量で査定されるので、買取時の換金率をみると、6面の方が4%ほど低くなることが想定されます。
もし、選択肢があるのであれば、カット数の少ないものを選ぶのが無難です。
どこで買うか?
喜平チェーンの購入方法は、ネットで買う方法と店頭で買う方法があって、いずれもクレジットカード払いで買うことができます。
ネットであれば、楽天やAmazonで買うことができますし、店頭であればドン・キホーテなどで買うことができます。
ネット購入だと?
ネット購入の場合、18金シングル2面 喜平チェーン10gの値段が、
楽天だと、
103,800円(税込み)送料無料
配送が最短3日
Amazonだと、
103,999円(税込み)送料無料
配送が最短1日
くらいでした。(2024年1月12日現在)
これらの販売価格は金相場に応じて日々、変動します。
ショップポイントはそれぞれ付きますが、それは踏まえずに考えれば、値段にそれほど違いはなさそうです。
ただし、配送の関係で受取りはAmazonの方が早く届くようです。
支払い方法は、VISA、Mastercard、AMEX、JCB,DinersClubと、各サイトで登録できるカードであればどれでも使えます。
店頭購入なら?
店頭だと、ドン・キホーテでも金の喜平チェーンをクレジットカード払いで買うことができます。
例えば、ドン・キホーテ渋谷店では、4Fのアクセサリー売り場に喜平チェーンが売られていて、18金シングル2面 喜平チェーン10gの値段は、
111,100円(税込み)
でした。(2024年1月12日現在)
ネット購入と違い、その場で即座に入手できる利点はありますが、 楽天に比べると7%くらい高いので、その分換金率が落ちます。
ドン・キホーテでも喜平チェーンの値段は、金の相場によって設定されていて、日々変動しています。
偽物じゃないか?
上で、Amazonで金を購入する方法をご紹介しましたが、実はAmazonでは偽物の商品が販売されているケースもあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、購入の際は保証について確認をしておく必要があります。
例えば、金製品のアクセサリーの場合、GUARANTEEカード(品質保証書)が付いている場合があるので、購入前に確認しておきましょう。
また、貴金属品に刻印される、ホールマーク(品位証明)も本物の証明になります。
日本製であれば、日本の造幣局が貴金属の純度を審査した証としてホールマークを刻印しています。
こうした保証が付属しているかどうかを確認してから購入することで、偽物を掴まされるトラブルを減らすことができます。
ちなみに、ドン・キホーテでは、本物の金の喜平チェーンと同じフロアに、イミテーションの喜平ネックレスも売られています。
値段も安すぎるし、扱いも大雑把なので、間違えることはないと思いますが、惑わされないようにご注意ください。
どうやって現金化するか?
購入した喜平チェーンは、街の買取店などで現金化することができます。
「ブランド品買取」とか、「金・貴金属買取」などの看板を出しているお店がそれです。
有名なところだと、大黒屋、なんぼや、買取大吉などがありますが、いわゆるブランド品買取店などであれば、だいたいどこでも買い取ってもらえます。
例えば、渋谷公園通りのORANGE BOUTIQUEでのこの日の18金の買取価格は、
7,640円/g
でしたので、
先程紹介したドン・キホーテで売られていた18金喜平ネックレス10gを買ってすぐに売りに出したとしたら、買取額は約76,400円となって、
換金率は、
76,400円 ÷ 111,100円 = 68.8%
くらいになります。
仮に楽天で売られていた喜平チェーンであれば、購入額が103,800円なので、
換金率は、
76,400円 ÷ 103,800円 = 73.6%
くらいで、もう少し高くなります。
同じ商品でも購入する場所で販売価格に差があるのと、買取店によっても買取価格に差があるので、お店の選びはかなり重要です。
いずれにしろ、だいたい65%〜75%くらいが想定される換金率と思っておけばいいでしょう。
買取店参考
いくらぐらいの現金化ができる?
金の相場は10,000円/gくらいが目安なので、喜平チェーン18金10gのネックレスとして、決済金額10万円以上が基本になってきます。
もっと高額を現金化したい場合は、24金のものや、重量の大きいものを選べばそれだけ高額の現金化も可能です。
ただし、高額決済の場合、クレジットカードの残高不足やカード監視システムによる利用制限には注意が必要です。
逆に少額の現金化には向きません。
喜平チェーンには、ネックレス以外に、ブレスレットタイプや指輪タイプなど重量を少なくした商品もあって、販売価格は5万円くらいからあります。
ただし、単価が低くなればなるほど売ったときの換金率が低くなるので、現金化する際の換金率については注意が必要です。
また、喜平チェーンは、金としての価値に、アクセサリーとしての価値が加算されているので、物によっては高めの値段設定で売られていることもあるため、高値つかみにも注意が必要です。
総じて換金率はそれほど高くなりませんが、金の買取りを取り扱うお店は増えているし、商品選びさえ間違えなければ、カード現金化に使える商品の一つと言えそうです。
金をクレジットカードで買ったときのカード利用停止のリスク
金を使った現金化の注意点としては、カード利用停止のリスクがあげられます。
金を使ってクレジットカード現金化をすると、商品単価の関係で10万円を越える高額現金化になることが普通です。
しかし、クレジットカードは、カードの不正利用を防止するための措置として、高額商品や換金性の高い商品の購入を制限する仕組みが取り入れられています。
例えば、JCBカードの規約には、以下のような注意書きがあります。
ご利用可能額はJCBカードのご利用実績、お支払い実績等に応じて総合的な判断により変動します。
JCBカードには、通常のショッピング枠とは別に、貴金属用の限度額が設けられていて、例えば、カード全体の限度額が100万円あっても、貴金属の購入には10万円しか使うことができないような仕組みになっています。
実際の限度額は人によっても違いますが、JCBカード(プロパーカード)であれば、MyJCBからログインして確認することができます。
このような商品個別の利用限度額は、JCBカードに限らずどのクレジットカードでも設定されていますが、カードによっては具体的な上限が明かされていないことがほとんどです。
知らずのうちにこうした上限を超えてしまい、利用制限で決済が通らなかったり、カードが利用停止になるリスクもあります。
これにはカードの利用状況や、本人の属性なども関係してくるので、どの程度のリスクであるかは一概には言えませんが、信用力の弱いカードで金を購入する場合は特に注意が必要です。
クレジットカードでお金の調達をするなら
カードを使ったお金の工面を考えているなら、金の売買よりも効率的な方法があります。
それが、現金化サイトを使う方法です。
金を使って現金化するとなると、商品の目利きも必要ですし、偽物や換金率の低い商品を掴まされるリスクもあります。
また、高額になるとカード利用停止のリスクも高まります。
その割に、換金率はあまり高くありません。
現金化サイトであれば、現金化を失敗するリスクはないし、手続きをすべて任せられるので簡単です。
手続きはすべてスマホで完結して、代金は30分〜1時間くらいで振り込まれます。
もちろん、手続きを丸投げできる分、手数料はかかりますが、手間と時間を考えるとより効率的な方法と言えます。
サイトによって手数料や振り込みスピードもまちまちですが、カード現金化の実績があるサイトをいくつか紹介しておきますので、よければ参考にしてください。
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