クレジットカードの現金化をする場合、支払った代金は翌月の支払い日にカード会社へ返済することになります。
しかし、まとまった金額を現金化したあとは返済も重くなるので、分割払いやリボ払いができれば、月々の返済額も減らせるし、支払いも先伸ばしできるので負担は軽くなります。
クレジットカードを現金化させる場合、業者を使う方法と自分でやる方法がありますが、現金化した支払いを分割払い・リボ払いに変更することができます。
今回は、
- 分割払い・リボ払いでクレジットカード現金化する方法
- クレジットカード現金化で一括払いから分割払い・リボ払いに変更するには
- 分割払い・リボ払いが拒否されるケース
について解説したいと思います。
「あとからリボ」「自動リボ」を使う
クレジットカードの支払いには一括払い、分割払い、リボ払いの3通りがあります。
リボ払いも分割払いの一種ですが、通常の分割払いと違い毎月の支払いを一定額に決めて返済していきます。
- 分割払い(返済回数を指定)
- リボ払い(毎月の支払額を指定)
さらに分割・リボ払いには、大きく分けて3つの方式があります。
- リボ指定購入(分割指定購入)
- 後からリボ(後から分割)
- 自動リボ
そして、クレジットカード現金化で使える分割払い・リボ払いは「後からリボ(後から分割)」「自動リボ」です。
リボ指定購入(分割指定購入)
お店やネットショップで買い物をするときにリボ払いや分割払いを指定する方法です。
お店でクレジットカードで払うとき
「一括でよろしいですか?」
って聞かれたりしますが、この時、
「リボでお願いします」
って言えば支払い方法を変更することができます。
分割・リボ払い対応のカードであっても、お店や商品にもよっては分割・リボ払いにすることができません。
クレジットカード現金化する場合、自分でやるにしても、業者でやるにしてもこの支払い方法の変更はほぼ使えません。
後からリボ(後から分割)
一括払いで支払った代金を後からリボ払い・分割に変更することができます。
カード会社ウェブサイトからマイページへログインして、支払い明細に「この支払いをリボ払いに変更する」のような選択肢があれば変更可能です。
また、カード会社へ直接電話をして支払い方法を分割払い・リボ払いに変更してもらうこともできます。
クレジットカード現金化で返済方法を分割させる場合、主にこの方法が使われます。
自動リボ
カード会社によって「自動リボ」や「マイペイすリボ」「スマリボ」など呼ばれます。
クレジットカード | 自動リボの呼び名 |
---|---|
楽天カード | 自動リボ |
ヤフーカード | まるごとフラットリボ |
三井住友VISAカード | マイペイすリボ |
アメリカンエクスプレス | ペイフレックス |
JCBカード | スマリボ |
どれも、カード支払いをすべて自動でリボ払いにする機能です。
呼び名が違っても内容は一緒です。
お店で一括払いで支払っても、クレジットカード側で勝手にリボ払いにしてくれるので、いちいちリボ払いの指定をしなくて済みます。
自動リボで購入したものを「まとめて払い」で一括払いにすることも可能です。
ただし、一括払いで買いたかったものもリボ払いになってしまうので注意が必要です。
カード会社のウェブサイトなどから自動リボの設定をしておくことができます。
予め自動リボの設定をしておけば、現金化した支払いをリボにし忘れるといったことも防げます。
自分でやるクレジットカード現金化の場合
自分でやるクレジットカードの現金化は、金券をカードで購入して金券ショップに売却するという流れが基本です。
購入する金券は、例えば新幹線回数券やAmazonギフト券などが使われます。
新幹線の回数券はJRのみどりの窓口や券売機で、Amazonギフト券はAmazonで購入することができます。
どちらもクレジットカードが使えるのですが、リボ払いや分割払いを指定することができません。
金券の購入時には分割・リボ払いの指定はできないと思っておいた方がいいでしょう。
しかし、あとからリボや、自動リボであれば、リボ払いで金券を購入することができます。
クレジットカードに自動リボを事前に設定しておいてから金券を購入すれば、一括払いで購入したものがすべて自動でリボ払いに変更されます。
既に購入済みの場合は、一括払いで購入した翌日以降、カードの明細(カードのウェブサイトやアプリ)に支払いが反映されてから、「あとからリボ」や「あとから分割」のメニューで支払い方法を変更することができます。
業者でやるクレジットカード現金化の場合
業者でやる場合も同様です。
クレジットカード現金化業者の場合、申し込みの後、業者指定の商品をクレジットカードで購入することになりますが、ほとんどの場合一括払いが基本になります。
商品購入時に分割払いやリボ払いを指定することはできません。
分割やリボ払いにしたい場合は、事前にクレジットカードを自動リボに設定しておけば、現金化した金額をリボ払いにすることができます。
また、自動リボにしていなくても、「後からリボ」や「後から分割」を使って、現金化した金額を分割・リボ払いに変更することもできます。
現金化業者で現金化をしてもらった翌日以降に、カードの明細(ウェブサイトやアプリ)にログインして、「あとからリボ」「あとから分割」のメニューで設定が可能です。
自動リボしていてもリボ払いを断られる場合がある?
分割払い・リボ払いが使えるクレジットカードであれば、現金化した代金を分割払い、リボ払いにすることが可能ですが、一部、リボ払いの対象外になる場合があります。
カード会社の自動リボの利用ガイドには以下のように記述があります。
カードをご利用の際、加盟店からカード会社へ電話をかける場合がございます。その間、店頭でお時間をいただくことがございます。
店頭で電話口に出ていただき、オペレータより1回払いとなることを直接ご案内させていただきます。
エステサロン、競馬、パソコン教室など特殊な業種については自動リボが使えないとされていますが、金券類の購入はリボ払いの対象外にされていません。
金券の自動リボ購入は必ずしも禁止されていないことがわかります。
ただし、以下のような口コミもあります。
しかしいつもは、使用確定メールが次の日に来ますがギブト券を購入したら支払いがリボではなく一括で払ってくださいという内容の確定メールがきました。なぜでしょうか?正直一括で払えないわけではないですが戸惑っています。
このように換金性の高い商品の購入は、自動リボを設定していても、強制的に一括払いに変更させられる場合があります。
これは、カード会社が検知システムによって、購入した商品に応じて支払い方法を判別しているためと考えられます。
一方、現金化業者のサービスの場合、こうしたカード会社による監視を想定して金券など換金性の高い商品はほとんど使いません。
カード会社の不正検知システムにひっかからないようにカモフラージュしているため、リボ払いを拒否されるということはあまり起こりません。
また、業者でクレジットカードを現金化するとき、分割払いにするにはどうすればいいか相談することもできます。
この記事に対するコメント