「来週からの食費が足りない」「今月の家賃が払えない」と切羽詰まった状態のとき、思い浮かぶのはクレジットカードの現金化や消費者金融からの借入れではないでしょうか?
しかし、この2つの方法は一体何が違うのか、きちんと把握していますか?
しっかりと理解した上で利用しなければ、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することになるかもしれません。
今回は、クレジットカードの現金化と消費者金融の比較や、メリット・デメリットについて紹介していきます。
お金の工面に困り、クレジットカードでの現金化や消費者金融の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカード現金化と消費者金融の大きな違いは「借金」の履歴が残るかどうか
クレジットカードの現金化と消費者金融は、利用することで現金が得られるという結果からみると、一見同じような仕組みに見えるかもしれません。
しかし、両者を比較すると、実態はまったく異なります。
クレジットカードの現金化は、クレヒスといわれる個人信用情報に借金の履歴が残りません。
一方の消費者金融は、借金の履歴が残ります。
クレジットカードの現金化と消費者金融を比較すると、以下のような仕組みの違いがあります。
クレジットカードの現金化とは
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードに割当てられているショッピング枠を利用し現金化する方法です。
つまり、現金化で手にするお金は、クレジットカード会社が自分の代わりに立替えてくれているお金ということになります。
そのため、ショッピング枠の現金化は、クレジットカード会社からの借金という扱いにはなりません。
消費者金融とは
消費者金融は、貸金業法に基づき営業している金融業者です。
クレジットカードの現金化と異なり、明確な借入れという扱いであるため、個人信用情報機関に借金の履歴が残ります。
また、借入れには、消費者金融による審査が必要です。
審査の結果次第では、借入れが認められないケースもあり得ます。
クレジットカード現金化のメリット
クレジットカードの現金化には、主に以下のようなメリットがあげられます。
早く確実に現金化できる
クレジットカードの現金化は、現金化に伴う審査は発生しないため、今手元にあるクレジットカードを使って何らかの商品を購入し売却すれば、確実に現金化が可能な手法です。
もちろん、ショッピング枠の空きは必須ですが、逆を言えばショッピング枠の空きさえあれば、誰でもおこなえる方法だといえます。
また、クレジットカードの現金化は、現金化までの早さも魅力です。
自分自身で商品を調達して売却する場合は、多少の時間と手間がかかりますが、現金化の専門業者を利用した場合は、申込みから現金化完了まで最短30分程度とスピーディーです。
罪悪感や後ろめたさが少ない
クレジットカードの現金化は、「借金をしている」という罪悪感や後ろめたさが和らぎます。
現金化は、あくまでも「自分が持っているクレジットカードで、いつも通り商品を購入する」ことで、現金を得る仕組みです。
実際のところは、クレジットカードの現金化も、借金をしているといえる状況ではありますが、消費者金融の利用に抵抗を感じる方にはおすすめの方法です。
クレジットカード現金化のデメリット
魅力的なメリットの一方、クレジットカードの現金化には、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
主なデメリットを紹介します。
利用規約違反でクレジットカード利用停止のリスク
クレジットカードのショッピング枠を現金化する行為は、法的に罰せられるものではありませんが、クレジットカード会社の利用規約に違反するものです。
そのため、現金化の証拠をクレジットカード会社につかまれれば、利用停止措置がとられる可能性があります。
最悪のケースでは、会員資格が剥奪される事態もあるため、安易な現金化はリスクが高いと言わざるを得ません。
現金化の手数料+ショッピング枠の金利で二重の負担がかかる
自分で商品を購入、売却し現金化をおこなう場合、商品を定価で売却できれば100%の換金率で現金化が可能です。
しかし、大体のケースでは、自分が購入した金額よりも安い金額で売却する形となります。
また、現金化の専門業者を利用する場合においても、業者が指定した手数料を支払う必要があります。
つまり、いずれにしても換金率100%での現金化は難しく、発生した差額は自分自身の負債です。
加えて、クレジットカードのショッピング枠の利用は、3回以上の分割支払いの場合、金利が徴収されてしまいます。
そのため、クレジットカードの現金化は、現金化にかかる手数料とクレジットカードの金利が二重でかかってきます。
消費者金融でお金を借りるメリット
消費者金融の利用は、クレジットカードの現金化とはまた異なるメリットがあります。
自分が必要な金額を借りられる
消費者金融の審査に通過すると、借入れ可能上限額までであれば、希望額ちょうどの金額を借りられます。
クレジットカードの現金化のように、換金率という概念がないため、借入れ額=手元に入る現金です。
コンビニATMから気軽に借りられる
消費者金融は、無人契約機に行かずとも、コンビニATMから24時間借入れが可能です。
突発的なトラブルで急にお金が必要になっても、近所のコンビニに行けばすぐにお金が手に入ります。
現金化の場合は、商品を自分で用意し売却する手間と時間がかかる、現金化業者の営業時間外は不可などの制限があるため、必ずしもすぐに現金が手に入る訳ではありません。
消費者金融は、一度審査に通過すれば、お金を調達する融通が優れているメリットがあります。
消費者金融でお金を借りるデメリット
メリットの反面、もちろんデメリットも存在します。
しっかりと把握しておきましょう。
審査次第で借入れができない可能性がある
消費者金融を初めて利用する際には、申込みと審査が必要です。
そのため、審査の結果次第では、借入れができない可能性があります。
今まで金融事故をおこしていなければ、まったく借入れができないという事態は考えにくいですが、個人信用情報機関に何らかの履歴が残っていれば、借入れが認められません。
また、借入れが認められた場合でも、総量規制により年収の3分の1までに制限されているため、他社の借入れ状況によっては、わずかな利用枠しか与えられない可能性もあります。
闇金融に遭遇する危険性がある
テレビCMなどを打ち出している大手消費者金融であれば心配ありませんが、中小の消費者金融の中には、いわゆる闇金融といわれる悪徳業者も実在します。
闇金融と知らずに契約をしてしまった場合、法外な金利を請求され、取立てと返済に追われる日々を過ごすことになるかもしれません。
クレジットカードの現金化と消費者金融の特徴を比較し自分にあった方法を選ぼう
同じようにみえるクレジットカードの現金化と消費者金融ですが、比較すると上記のような違いがみられます。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分がおかれている状況や便利さを考慮した上で、両者を比較し利用しましょう。
クレジットカードの現金化をおこなう際には、以下の現金化業者の利用が確実です。
自分ひとりで転売をおこなうよりも、何倍も簡単に早く現金化が可能です。
ぜひ参考にしてみてください。
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