あなたは街中で「カードでお金」と書かれた看板を見たことはありませんか?
「給料日まであと2週間もあるのにお金がない」「買い物しすぎてしまって生活費が足りない」と切羽詰まった状態のとき、街で「カードでお金」と書かれている看板を見たら、すぐにでも問い合わせしたり店舗に行ったりしたくなるかもしれません。
しかし、その実態は決して安全とは言い切れず、安易な気持ちで利用すると思いがけない危険と遭遇する可能性もあります。
今回は、「カードでお金」の業者の実態や利用の流れ、危険性、トラブル事例などについて紹介していきます。
今回の内容に目を通してから、利用を検討してみてください。
「カードでお金」の看板の正体はショッピング枠の現金化専門業者
繁華街や駅近など、街中で見かける「カードでお金」の看板の正体は、クレジットカードのショッピング枠を現金化する店舗型の業者です。
最近では、インターネット上で営業をおこなう無店舗型に移行している業者も多いですが、現在も店舗型の現金化業者は存在しており、繁華街や駅近を中心に看板が設置されています。
「カードでお金」は、消費者金融と異なりあくまでも現金化業者であるため、利用にあたって特別な審査はおこなわれません。
そのため、クレジットカードさえあれば現金を手に入れることが可能です。
「カードでお金」の現金化の仕組み
「カードでお金」の利用時に求められることは、業者が指定する商品を購入してくることです。
そして、購入した商品を持ち込むと、商品と手数料を差し引いた現金を交換してくれる仕組みとなっています。
指定される商品は業者により異なりますが、一般的に換金率が高いといわれている
・金券
・商品券
・プリペイドカード
・新幹線の回数券
・高級ブランド品
・家電製品
などが多くなっています。
商品によって差し引かれる手数料が異なるため、換金率はさまざまですが、高級ブランド品は低い傾向があります。
「カードでお金」の利用方法とメリット
「カードでお金」の看板を出している業者の利用方法は、以下のような流れとなっています。
1. 看板に記載されている電話番号へ電話をする
2. 店舗を訪問する
3. 欲しい金額を伝え、購入商品の指示を受ける
4. 指定商品をクレジットカードで購入し店舗に戻る
5. 商品を買い取ってもらいお金を受け取る
「カードでお金」での現金化は、店舗に2度出向く必要があるので手間はかかりますが、即日現金化が可能です。
また、現金は口座振込ではなく手渡しが可能なため、無店舗型のような口座振込トラブルが発生しない点がメリットといえるでしょう。
「カードでお金」を利用する危険性
「カードでお金」の利用は、即金性の高さ、口座振込トラブルがないといったメリットはありますが、同時に危険も伴います。
ここでは、主にあげられる3つを紹介していきます。
闇金業者・詐欺グループが関与している可能性
「カードでお金」の業者の中には、闇金融業者や詐欺グループが関与している可能性があります。
万が一、悪質な「カードでお金」の業者に遭遇してしまうと、強面の男性に無理矢理契約させられたり、キャンセルを受入れてもらえなかったりというケースがあると報告されています。
それだけでなく、提供した個人情報が悪用される危険性もあるようです。
一見親切な対応をする業者であっても、安易な気持ちで利用するのは危険です。
換金率が低く手間がかかる
「カードでお金」で提示される換金率は、非常に低くなっています。
たとえば、新幹線の回数券の場合、自分で金券ショップに持ち込んだり、ヤフオクに出品したりすれば、90~100%の高換金率で現金化が可能です。
しかし「カードでお金」の場合は、80%程度を提示されるケースが多く、その差は歴然です。
手間も多いため、自分で商品を転売する方が効率的なケースも多いでしょう。
クレジットカードが利用停止になる可能性
「カードでお金」の利用で、換金性の高い商品を大量、頻繁に購入すれば、クレジットカードの利用停止リスクが高まります。
各クレジットカード会社は、規約によりショッピング枠を現金化する行為を禁止しています。
それにもかかわらず、近年ではシッピング枠の現金化が社会問題となっており、クレジットカード会社は管理体制を強化している状況です。
そのため、換金率の高い商品を大量購入したり頻繁に購入し続けたりすると、ある日突然クレジットカードが使えなくなる可能性があります。
最悪の場合は、会員資格がはく奪され、残っている返済を一括でおこなうように求められるケースもあり得ます。
「カードでお金」のトラブル事例
「カードでお金」の利用では、以下のようなトラブルの報告もされています。
利用時には、トラブルに巻き込まれないような対策、心構えが必要です。
利用金額の増額を強要される
「カードでお金」の業者によっては、利用金額の増額を強要されるケースがあります。
しっかりと意思をもって断れれば良いですが、強引に話を進められたり恐喝まがいの言葉を浴びせられたりするケースもあり、断れない性格の方や女性の場合が被害にあっているケースがあります。
最初に説明されていない手数料が引かれる
「カードでお金」の利用時は、商品購入前に店舗で詳細の説明を受ける形になります。
しかし、いざ商品を購入し現金化となった際に、当初話に出ていなかった名目で手数料を差し引かれるケースが報告されている状況です。
聞いていないと主張しても、強面の男性に「うちはこういうやり方なんだ」と言われて従うしかなかった方もいます。
「カードでお金」よりインターネット上の現金化専門業者が安全で効率的
「カードでお金」の利用は、即金性やお金を直接受取れるメリットもありますが、メリット以上のリスクも潜んでいます。
通常であれば対面でのやりとりは安心感が得られるはずですが、相手が悪徳業者だった場合、とっさにかわすことが難しく、相手に言い負かされる可能性も大いにあります。
それだけでなく、「カードでお金」の利用は実店舗を構えているため、インターネット上の無店舗型の現金化業者よりもコストがかかっています。
その分、利用者から徴収する手数料でまかなっているため、換金率も低くなっています。
以上の理由から、トータルで判断すると「カードでお金」の利用よりも、インターネット上で営業する無店舗型の現金化業者の利用が安全で効率的です。
以下におすすめの現金化業者を記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
安全にカードを現金化するなら
自分でカードの現金化をしようとすると、どうしても利用停止などのトラブルに巻き込まれやすくなります。
しかし、専門の業者を介在させることでカード事故を起きづらくさせることができます。
安全にカードを現金化するためには、優良な現金化サービスの利用をおすすめします。
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