いつの間にか膨れ上がったカードローンの返済。
「このままじゃいつまでたっても返済が終わらない」
「返済で毎月の生活が圧迫されて苦しい」
このように、苦しい生活を余儀なくされている方も多いかもしれません。
カードローンが払えなくなり返済が滞ってしまうと、どのようなことが起こってしまうのでしょうか?
今回は、カードローンが払えない、払えなくなりそうという方に向けて、カードローンが払えなくなった後の流れや、対処法について紹介していきます。
ぜひ、今後の参考にしてください。
カードローンが払えないと代位弁済がおこなわれる
カードローンの支払いが滞ると、カードローン会社がもっていた債権が保証会社に移動することになります。
そのため、借主は保証会社から督促を受け、ローンの返済をおこなうことになります。これを、代位弁済といいます。
代位弁済の流れ
カードローンの支払期日後から代位弁済までは、以下のような流れで進みます。
■≪支払期日1ヶ月~3ヶ月≫ カードローン会社から督促が開始
カードローンの支払期日が経過しても支払いが確認できない場合は、電話や書面でカードローン会社から連絡、督促がおこなわれます。
■≪支払期日3ヶ月~6ヶ月≫ カードローン会社から「期限の利益の喪失予告通知」が届く
カードローン会社から「期限の利益の喪失予告通知」が届きます。
指定の期日までに支払いがおこなわなければ、分割返済できる権利が喪失する旨が記載されています。
■カードローン会社から「期限の利益の喪失通知」が届く
期限の利益の喪失予告通知」に記載された期日までに支払いが確認できなかった場合、カードローン会社から「期限の利益の喪失通知」が届きます。
分割返済できる権利が喪失したため、一括返済が求められます。
■代位弁済がおこなわれ、保証会社から「代位弁済通知」が届く
そのまま返済せずにいると、最終段階である代位弁済がおこなわれます。
その後、保証会社から「代位弁済通知」が届きます。
ここには、代位弁済されたローン残高と遅延損害金を一括返済するような指示が記載されています。
代位弁済によって背負わなければならない5つのリスク
上記からもお分かりいただけるかと思いますが、代位弁済がおこなわれたからといって、カードローンの残高がなくなる訳ではありません。
あくまでも、債権者が保証会社に変わるだけです。
代位弁済後は、以下のような状況に追い込まれる形となります。
・遅延損害金が発生
・ローン残高と遅延損害金の一括返済
・個人信用情報へ異動が記録される
・連帯保証人への督促
・財産の差し押さえ
代位弁済は、決して借主にとっての救済措置ではありません。
むしろ、代位弁済を境に、状況は一気に悪化します。
カードローンが払えないとわかった時点で早めに手を打ち、代位弁済まで状況が進行しないように対応しなければなりません。
カードローンが払えなくなったときの5つの対処法
カードローンが払えなくなったとき、どのような対応をすべきなのでしょうか?
考えられる方法を5つ紹介します。
一刻も早くカードローン会社へ連絡する
カードローンの支払いができなそうという状態がわかり次第、すぐにカードローン会社へその旨を連絡しましょう。
「払えない」という連絡をすることは、心苦しく躊躇してしまうかもしれませんが、放置している方が先方に迷惑をかけ、自分自身も大変な状況に追い込まれていくことになります。
この状態において最も避けなければならないのは、「連絡をせず、連絡を無視すること」であると認識しておきましょう。
連絡する際には、なぜ払えない状況なのか、いつまでに払えるのかということを正直に伝えれば、カードローン会社の方で相談にのってくれる可能性が高いです。
給料が高い会社へ転職する
少々極端な方法ではありますが、現在よりも高い給料で働ける会社へ転職するのもひとつの手段です。
今、カードローンが払えなくなっている理由が、突発的なトラブルで短期的に支払いが難しいという場合は別ですが、そうではなく、今後も今の状態が継続してしまうのであれば、生活の中で何かを変えなければなりません。
今よりも家賃が安い物件に引っ越す、実家に帰るなど、固定費を下げるのもひとつの方法ですが、そもそも収自体を増やしてしまう方法もあります。
使わないものを売却して現金化する
自宅に、使っていない家電製品、昔買ったブランド品、限定品、ゲームなど、今使っていない物があれば、とりあえず片端から売却し現金に変えてしまいましょう。
今の時代、スマートフォンさえあれば、アプリで簡単に売買がおこなえます。
カードローンの支払額に至らなかったとしても、今後困ったときの助けになるかもしれないので、換金しておくことをおすすめします。
おまとめローンを活用する
2社以上から借り入れがある場合は、カードローン会社が提供している「おまとめローン」を利用し、今より金利手数料をおさえることで、返済金額をおさえる方法もあります。
ただし、おまとめローンで一本化しても、月々の最低支払金額での返済を続けると、逆に支払総額が増えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
家族に援助してもらえないか相談してみる
「これ以上、自分でお金を工面できない」という状態であれば、家族に支払いの援助をしてもらえないか相談してみましょう。
家族にバレたくないという思いはあるかもしれませんが、代位弁済後に背負うリスクを考えれば、相談することが自分自身のためかもしれません。
何も打つ手がなくカードローンが払えない場合は債務整理しましょう
「お金を用意できない、支払いを待ってもらうこともできない、もう何もできることがない」という状態に陥ってしまった場合は、債務整理を検討しましょう。
債務整理の方法には、任意整理・個人再生・自己破産がありますが、最適な方法はその人の状況によるため一概にはいえません。
そのため、債務整理を考えるときには、弁護士が無料で法律相談を請け負っている法テラスや、比較的低い費用で依頼できる行政書士など、法律の専門家に相談することがおすすめです。
お金がないからこそ、このような状態であることも理解してくれているため、支払い方法もある程度柔軟に対応してくれる可能性があります。
安全にカードを現金化するなら
自分でカードの現金化をしようとすると、どうしても利用停止などのトラブルに巻き込まれやすくなります。
しかし、専門の業者を介在させることでカード事故を起きづらくさせることができます。
安全にカードを現金化するためには、優良な現金化サービスの利用をおすすめします。
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