「せっかく夢のマイカーを手に入れたのに、自動車ローンが払えない……」
購入時から生活環境や事情が変化し、自動車ローンの支払いが難しい状況に陥っている方もいるかもしれません。
自動車ローンが払えない状況になった場合、どのような事態が起きるのでしょうか?
この記事では、自動車ローンが払えないときに起こることや対処法まで紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
自動車ローンが払えないと起こること
自動車ローンが払えなくなり支払いが滞ると、以下のような状況が見込まれます。
■支払期日数日以内
・電話での確認や督促
・自宅へ督促状送付
・遅延損害金が発生
支払期日の数日後には、電話や書面での状況確認や督促がはじまります。
その際に、支払日を決め、その期日までに支払いが完了すれば問題ありませんが、その後も支払いがおこなわれなければ、電話や書面によって督促が継続します。
■支払期日から約2週間後
・再引き落とし期日
ローン会社から、支払期日の約2週間後を目安に、再度支払期日が設定されます。
この期日までに支払いがおこなわれなければ、もちろんその後も督促の電話や書面の郵送が継続します。
場合によっては、勤務先に電話がかかってくることもあります。
■翌月の支払期日を経過
・車の引き上げについて取り決め
支払いを延滞し続け、さらに翌月の支払期日を経過してしまうと、ローン会社は車の引き上げに向けた準備を開始します。
電話で、日程など詳細について取り決めをおこなう形となります。
■支払期日1ヶ月半~3ヶ月後
・車の引き上げの実施
実際に、ローン会社によって車が引き上げられます。
車の引き上げを阻止したい場合は、この段階までに滞納分の支払いをおこなわなければなりません。
■車の引き上げ~数日後
車が引き上げられてしまっても、数日以内に支払いが完了すれば、車を取り戻せる可能性があります。
ただし、通常は数日以内に売却されるため、できる限り早めに対応しなければなりません。
車の売却後、ローンが残っていれば支払いが必要
最終段階まで進み、車が売却されてしまった場合でも、ローンが残っていれば支払いを継続し完済しなければなりません。
ただし、売却額がローン残額を上回る場合は、差額が返金されます。
自動車ローンの延滞は個人信用情報に傷がつく
ブラックリストといえば、クレジットカードの延滞が思い浮かぶかもしれませんが、自動車ローンに関しても扱いは同様です。
自動車ローンが払えなくなり長期延滞が発生すれば、個人信用情報に異動記録が残り、ブラックリスト入りしてしまいます。
自動車ローンが払えないときの5つの対処法
自動車ローンが払えなくなってしまった場合、どのような対処法があるのでしょうか?
主な5つの対処法を紹介します。
ローン会社に期日の延長や返済方法について相談
自動車ローンが払えないと分かった時点で、すぐに担当者に連絡しましょう。
今後の返済計画について、相談にのってくれるはずです。
また、状況やローン会社によっては、一時的・継続的に返済額を減額してくれるケースもあります。
ひとりで抱え込んで支払期日が守れず、ローン会社の信用を失っては損です。
誠意をもって謝罪をおこない、ていねいに事情を説明しましょう。
家族に相談し家計を見直す
結婚し家庭をもっている方は、家族とともに家計を見直し、ほかの部分から自動車ローンにまわせる余地がないか検討しましょう。
特に、車社会の地方都市などで生活している方は、車の有無は大きな問題です。
ほかに負荷がかかったとしても、車の所有を優先しなければならない場合は、自動車ローン費用を捻出する方法を探りましょう。
不要品販売で現金化
自宅に眠っている不要品を、メルカリやヤフオク、リサイクルショップで売却しましょう。
「売却できてもどうせ少額だし意味がない」と思うかもしれませんが、「塵も積もれば山となる」で、積み重なると意外と大きな金額になることもあります。
何かを一気にどうにかしようとせず、できることから取り組む姿勢も大切です。
家族や親戚にお金を借りる
家族や親戚で力になってくれる人がいれば、お金を借りる方法もひとつの手です。
家族関係によって、できる方とできない方がいるかと思いますが、距離感が近い場合は、ダメ元で相談するのも良いかもしれません。
自動車ローンの支払い見込みがたたない場合は売却も検討すべき
突発的な出来事により、今月、来月の短期的な支払いが難しいという場合は別ですが、転職や生活環境の変化により、今後継続的に自動車ローンの支払いが難しいのであれば、車を手放すことも検討しましょう。
「車社会で車がないと生活が不便」「車好きで車がない生活は考えらえない」「苦労して手に入れた車だから手放したくない」など、さまざまな想いはあるかもしれませんが、基本的な生活基盤を安定させることを優先すべきです。
状況が立ち行かなくなった場合は、売却の決断も必要です。
現実的なローンを組むことが自動車ローンの資金繰りで最重要
「自動車ローンが払えない」という事態を招かないためには、現実的に返済可能な金額でローンを組むことが大前提です。
車の購入時は、気持ちが高ぶり、都合の悪い現実からは目を背けてしまうかもしれません。
しかし、車のような高額な買い物の場合、必然的にローンは長期化します。
そして、駐車場代や車検代、税金などの維持費も決して安くありません。
そのため、自動車ローンを組む際には、目先のことだけでなく、先々の生活まで考慮することが重要です。
「今いわれても遅い」と思う方もいるかもしれませんが、今後のためにもぜひ覚えておいてください。
最終手段としてクレジットカード現金化も選択肢のひとつ
自動車ローンが払えない状況は、精神的に非常に辛い状況かと思います。
自分の状況を冷静にみて、今できることをしっかりやっていきましょう。
「どうしてもお金が用意できない。でも車も手放せない」と追い詰められてしまっている場合は、クレジットカードの現金化をおこなう方法もあります。
ただし、当たり前ではありますが、来月以降支払いが発生するため、状況が好転する訳ではありません。
どうしても必要という場合は、今後の選択肢のひとつとして検討してみてください。
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