アメックスのカードでもクレジットカードの現金化をすることは可能です。
しかし、アメックスはVISAやMasterCardと比べると決済時の監視システムが厳しく、カードが停止するリスクも高いです。
なにしろ普通に使っていても突然カードが使えなくなったりしますし、そもそも他のカードが使えてもアメックスが使えないというお店も多く、現金化するにはハードルが高いクレジットカードと言えます。
今回は、そんなアメックスのクレジットカードを現金化する方法と注意すべき点を解説します。
また、アメックスでリボ払いが使えるペイフレックスについてや、カードの利用停止(通帳の刑)についても解説します。
アメックスカードを現金化する前に確認すべき点
まずは、アメックスカードを現金化する上での3つの注意事項について確認しておきましょう。
1)利用限度額について
2)リボ払い(ペイフレックス)について
3)カード利用停止(通帳の刑)について
の3項目です。
利用限度額について
アメックスカードでは、明確な限度額は決まっておらず、カード会員の属性(年収、審査時の他社の借り入れ等の情報)と、利用状況、支払い状況などから利用できる限度額の目安が設定されています。
随時審査されていると言えばイメージし易いでしょうか。
その他のカードのように明確な利用限度額の決まりはありませんが、現時点での限度額の目安を知ることは可能です。
アメックスカードの利用限度額の確認方は以下の通りです。
- アメックスのオンラインサービスにログイン
- カード利用可能額の確認をクリック
- 「ご利用予定金額」を入力(利用したい金額を入力する)
- Good newsの表示が出たら利用可能
ウェブから利用限度額を確認する場合、「利用したい金額を入力して使えるかどうかを確認」します。
あくまで「今いくら使えるか?」という診断になります。
電話で限度額を確認することも可能です。
お客様サポートに電話して会員情報を伝えると限度額を教えてもらえます。
電話確認だとWEBで確認した以上に限度額があるということもあります。
ウェブの利用限度額はあくまで目安で保守的に設定されているので、とりあえず「ダメ元で決済に通してみる」で行ける場合もあります。
ただし、アメックスを現金化を利用する場合、限度額を下回っていてもカードの利用が制限されたり、カード会社から連絡がきたりすることがあるので、はじめは10万円程度の少額利用で様子をみることをおすすめします。
リボ払いは使えるか?
アメックスカードを現金化する場合でもリボ払うことができます。
ただし、いくつか利用の条件があります。
アメックスのリボ払いはペイフレックスと呼ばれていて、あとリボと自動リボの2種類があります。
- あとリボ
- 自動リボ
一括払いで利用した分から選んで、あとからリボ払いに変更できるサービスです。
ネットの明細から選んで支払い方法を変更できます。
「あとリボ」に変更できる件数は1回の申し込みにつき最大50件分までですから、50件以上ある場合は、複数回に分けて申し込みしなければなりません。
事前に設定した金額以上の利用分が自動でリボ払いになるサービスです。
この設定が有効になっていれば一括払いで買い物をしても自動でリボ払いに変更されます。
設定金額はマイページから変更できます。
支払い時には、通常の一括払いでの利用分にリボ払いでの請求分を加えて請求されます。
またリボの利用枠を超えた分は一括で請求されます。
手数料は実質年率14.9%で最初の請求締め日までの分はかかりません。
その他、カード年会費や遅延損害金、150万円以上の利用分などはペイフレックスで支払いはできません。
アメックスのペイフレックスの利用資格
ペイフレックスはカードを作った直後は利用できませんが、申込み申請することで利用できるようになります。
基本3ヶ月以上使っていないと申込資格がありません。
利用資格は以下の通りですが、これに加え、所定の審査に通る必要があります。
- 利用代金を遅滞なく支払っていること
- カード会員になってから3ヶ月以上経過していること
- 引き落とし口座の設定が済んでいること
- ボーナス・分割払いをしていないこと
リボ払いの利用方法
あとリボ
- アメックスのオンラインサービスにログイン
- 「あとリボを利用する」をクリック
- いつの分から「あとリボ」にするか期間を選択
- リボ払いに変更したい利用分を選択
- 変更内容を確認
- 申し込むをクリック
- 完了
自動リボ
自動リボは、まず「あとリボ」の設定をしてから、自動リボへの変更で利用できます。
自動リボの設定からはできません。
- アメックスのオンラインサービスにログイン
- トップページ上部にある「ご利用状況」をクリックして「ご利用履歴」を選択
- ページ右下の「各種変更を申し込む」をクリック
- あとリボになっていることを確認し、変更するをクリック
- 自動的にリボ払いに振り分けるための「設定金額」を選択
- 変更するをクリック
- 手続き完了
※いずれもカード作成から3ヶ月経過していて、事前にペイフレックスの審査に通っている必要があります。
AMEXの再審査「通帳の刑」を回避するには?
アメックスカードを使っていると、突然再審査を要求される場合があります。
再審査には通帳などの提出が義務付けられることから、通称、「通帳の刑」とも呼ばれます。
可決から二ヶ月
通帳の刑かも…
アメックスは会員ごとに目安の上限額は設定しているものの、一般的なカードにあるような利用限度額が明確には決められていません。
ですから、いつもの月より利用額が多かったり、イレギュラーな使い方をすると、カード会社から問い合わせがくることがあります。
そのため現金化しようとしているときも例外ではありません。
よくあるパターンは、カード決済しようとしたらカードが使えなくなっていて、カスタマーサポートから連絡がきて、源泉徴収票と通帳のコピーの提出を要求されるというのものです。
カードが一時的に利用停止となるので、オンラインサービス上でも「一時的に使えません」という表示がでます。
こうなると再審査に通らないかぎりカードの利用を再会できません。
案内の封書が届くので、それに沿って記入し、提出することでまたカードは使えるようになります。
ただし、通帳の提出は強制ではなく、あくまで任意とされています。
アメックスから送られてくる封書の説明にも「提出は任意」であると書かれています。
もちろん、カードが停止されているので、すぐにでもカードを元に戻してもらいたい場合は大人しく従った方がいいでしょう。
しかし、提出を拒否してもカードは使えるようになる場合もあります。
サポートデスクへ連絡して「書類の提出はせずにカードを再会してほしい」旨使えると、再度審査を掛けて使えるようにしてもらえる場合があります。
もちろん属性が悪かったり、遅延などがあれば断られる場合がありますが、絶対条件ではないので通帳提出を拒否しても通る可能性があることは知っておきましょう。
アメックスカードを現金化するには?
以上の注意点や確認事項を踏まえた上で、アメックスカードを現金化する方法についてみていきましょう。
百貨店ギフトカードを使う
自分でやるアメックスカードの現金化の一つに百貨店ギフトカードを使う方法があります。
通常、クレジットカードでは金券を買うことは出来ませんが、アメックスカードでは例外的に百貨店ギフトカードをカード決済で買うことができます。
百貨店ギフトカードはカードタイプのギフト券で、インターネットからカード決済で購入することができ、郵送で受け取りして全国の百貨店で買い物に使うことができます。
金券の一種なので、金券ショップで買い取ってもらい現金化させることも可能です。
換金率はお店にもよりますが90%前後と高く、比較的再現性の高い現金化の方法にはなります。
ただし、この方法にはいくつかのデメリットもあります。
まず一つには、購入に時間がかかるという点です。
百貨店ギフトカードをカードで購入するにはネット購入するしかないので、カードの受け取りに1週間〜10日かかります。
2つ目には買取店が少ないという点です。
百貨店ギフトカードは裏面のスクラッチを削って使うプリペイドカード方式のギフト券で、紙のギフト券と比べても特殊な仕組みを使われています。
そのため買い取りをしてくれるお店が限られていて、金券ショップならどこでも買い取ってもらえるとは限らないのもデメリットの一つです。
また、この方法で現金化できるのはアメックスのプロパーカードに限られているため、提携カードでは利用できません。
例えば、アメックスグリーンカードや、ANAアメックスなどは使えますが、楽天カードアメックスなどでは利用できません。
現金化サイトを使う
もう少し汎用的な方法としては、カード現金化サイトを使ってアメックスカードを現金化させる方法もあります。
カード現金化サイトとは、カード決済をした額に応じて代金を振り込んでもらう現金化サービスの一つです。
ネットからの手続き完結するので、必要書類さえ揃えておけばはじめての人でも30分くらいで現金化させることができます。
ただし、すべての手続きを丸投げで楽に現金化できる分、自分でやる方法にくらべると換金率が下がるというデメリットはあります。
必要書類は、1)クレジットカード、2)身分証明書(本人確認用)、3)銀行口座(入金用)の3点です。
アメックスカードをはじめ、クレジットカードならその他すべてのカードブランドが利用できますが、使えるカードは本人名義のものに限られます。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
クレジットカードがあれば、現金化サイトを使って資金調達が可能です。
WEB申し込みで入金まで20分〜30分くらい、現金化につきまとうカード利用停止のリスクも軽減できます。
利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早くて条件も良いサイトをいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
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