クレジットカードで買えるギフト券の一つに百貨店ギフトカードがあります。
百貨店ギフトカードは全国のデパートで利用できるギフト券で、利用するたびに残高が差し引かれるプリペイド式のカードです。
カードで買うことができる金券なので、買取店へ売却すればカード現金化にも使えます。
JCBカードにJCBギフトカードがあって、三井住友カードにVJAカードがあるように、American Expressには百貨店ギフトカードがあると言っても過言ではないでしょう。
ただし、百貨店ギフトカードは現金化に使うにはデメリットも多く、
- 購入に使えるカードはAmerican Expressカードのみだったり
- 郵送に1週間以上かかったり
- 買い取ってくれるお店が少なかったり
と、現金化に最適化かと言えれればそれも微妙なところです。
とは言えAMEXカードが手元にあってなにか現金化できる方法はないかと考えたら、有効な選択肢の一つであることは確かです。
なお、カード購入した金券を換金する行為はクレジットカードの利用規約に違反することがありますので、実行する場合は自己責任でお願いします。
買い方
まず前提として、百貨店ギフトカードを購入できるクレジットカードはAmerican Expressカードだけです。
American Express以外のクレジットカードや提携カードでは購入できません。
買える場所は、店頭、WEB、電話の3パターンありますが、店頭ではクレジットカードが使えません。
クレジットカード購入できるのは、WEBと電話のみです。
WEBからの購入には、AMEXの会員サイト(AMERICAN EXPRESSオンラインサービス)へログインが必要です。
登録にはAMEXカードのカード番号とセキュリティコードが必要です。
電話購入であれば会員登録せずに注文できますが、その場合オンライン優待価格は適用されません。
届け先はクレジットカード登録の住所のみで、注文から受け取るまでに1週間〜10日ほどかかります。
いずれにしろ即日の現金化には向きません。
百貨店ギフトカードの販売価格と優待価格について
額面 | 販売価格 | 優待価格 |
---|---|---|
3,000円 | 3,160円 | 3,160円 |
5,000円 | 5,210円 | 5,210円 |
10,000円 | 10,310円 | 10,000円 |
20,000円 | 20,510円 | 20,000円 |
30,000円 | 30,760円 | 30,000円 |
50,000円 | 51,260円 | 50,000円 |
百貨店ギフトカードの販売価格は上記の通りです。
額面10,000円の販売価格が10,310円というように少し割高に設定されています。
しかし、WEB購入に限り優待価格があって額面10,000円のギフト券を10,000円で購入することができます。
たかだか310円ではありますがそれでも3%ちょっとと考えるとバカにはできない差です。
特に理由がなければ電話よりもWEB購入がおすすめです。
また、WEB購入・電話購入いずれにしろ、1回(10枚まで)税込690円の送料がかかります。
売り方
百貨店ギフトカードを現金化するには、金券ショップを利用します。
以下にAMEX発行の百貨店ギフトカードの買取りがある金券ショップを紹介します。
J-market
・・・東京、大阪、福岡など全国に23店舗。店頭及びオンライン買い取りができる。
甲南チケット
・・・関東、関西などに27店舗を展開。店頭および郵送での買い取りも可。
チケットレンジャー
・・・新宿、銀座など都内に数店舗。店頭に加え郵送買い取りも。
百貨店ギフトカードは紙のギフト券と違い若干特殊なため、通常の金券ショップでも取り扱いがあるところとないところがあるのでご注意ください。
上記以外でも百貨店ギフトカードの買取をしているお店はあると思いますので、最寄りにめぼしい買取店があったら、「百貨店ギフトカードの買取はしていますか?」と確認して、それから購入を検討するようにしましょう。
どうやって買い取ってもらう?
買取の方法には店頭と郵送があります。
どちらかと言えば、郵送買い取りの方が手続きが面倒で現金化までの時間も余計にかかります。
郵送買い取りの方が換金率が高く設定されていることもありますが、送料がかかるので結局はトントンくらいかと思います。
時間や手間を考えると、できることなら店頭買い取りをおすすめします。
金券ショップでの百貨店ギフトカードの買い取り相場は、新品未使用品が条件で85%〜90%程度です。
店頭買い取り
店頭買い取りであれば、ギフトカードと身分証を持って店頭窓口で買い取りを申し込みして、その場で査定して現金化してもらえます。
代金は現金で受け取ることができますし、来店して5分〜10分で現金化可能です。
郵送買い取り
最寄りにめぼしいお店がない場合は、郵送買い取りで現金化させることもできます。
まず、買取店のサイトから買い取り申込書をダウンロードして必要事項を記入します。
レターパック(600円)に申込書、ギフトカード、身分証明書(住所のわかるもの)のコピーを入れて買取店へ送ります。
その後、申し込みの住所宛に買取店から住所確認用の簡易書留が届くのでそれを受け取ります。
住所確認が取れて、査定金額に問題がなければ、代金を振り込んでもらい現金化完了です。
商品郵送や住所確認で3日〜4日かかるのと、送料としてレターパック600円と住所確認用書留434円が自己負担となります。
金券の郵送買取の手順はお店によっても若干違いがありますが、上述のような流れが一般的かと思います。
買取の注意点
百貨店ギフトカードを現金化させる場合、新品未使用で買い取りに出すのが前提となりますが、以下の点には注意が必要です。
- 裏面スクラッチは削らない
- 郵送買取の際はケースから出して送る
百貨店ギフトカードは裏面の銀のスクラッチを削って表示されたPIN番号を使って買い物や残高照会に使います。
スクラッチを削ってしまうと使用済みとなるため、残高が残っていても買い取ってもらえなくなる場合があります。
裏面のスクラッチは削らずに買い取りに持ち込むようにしましょう。
また、購入した百貨店ギフトカードはケースや台紙に入っている場合があります。
ケースや台紙がついていると新品であることの証明のように思うかもしれませんが、買い取りでは査定事務の邪魔になるので、買取店によっては査定で減額の対象になる場合があります。
ケースや台紙などの装飾品は外した上で郵送したほうがいいでしょう。
残高がわからなくなったら
百貨店ギフトカードの残高を確認する方法は4つあって、
- 購入時のレシート
- インターネット(要PIN)
- 電話(要PIN)
- 百貨店店頭
で確認することができます。
このうちインターネットと電話での残高確認は裏面のスクラッチを削ってPINを出す必要があります。
裏面のスクラッチを削ってしまうと買い取りで減額されるだけでなく、最悪買取不可となってしまう場合もあります。
なので、買い取りのことを考えると購入時のレシートか百貨店店頭ということになります。
もちろん購入時のレシートがあれば一番確実ですが、それが無い場合、百貨店の店頭で確認してもらうのが唯一の手段となります。
どうしても残高がわからない場合は、そのまま買い取りに出してしまうという手もあります。
買い取りの際に購入時のレシートが無いか聞かれることもあるので、できるだけ明細など取っておくことをおすすめします。
少なくとも購入したギフトカードの額面が自分でもわからなくならないようにご注意ください。
スクラッチを削り済みだと買い取り不可?
スクラッチを削ってしまった百貨店ギフトカードは金券ショップなどでの買い取りは難しくなります。
ヤフオクであればスクラッチ削り済みの百貨店ギフトカードを出品して現金化させることも可能です。
ただし、スクラッチ削り済みであることでもともと落札相場が下がっている上に、ヤフオクのシステム手数料(落札価格の10%)、商品発送の送料(レターパックなら600円)、落札代金の振込手数料(一般口座で100円)などの費用がかかります。
未使用品を金券ショップで買い取ってもらうのに比べると換金率が下がることは覚悟しておきましょう。
クレジットカード現金化でお金を作るには?
クレジットカードがあれば、現金化サイトを使って資金調達が可能です。
WEB申し込みで入金まで20分〜30分くらい、現金化につきまとうカード利用停止のリスクも軽減できます。
利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早くて条件も良いサイトをいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
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