手元に不要な航空券があった場合、もしくは売却する目的で航空券を購入する場合など、現金化をするのに航空券を使うことはできるのでしょうか。
現金化目的で航空券を使うには、売却する際に注意が必要です。
航空券の現金化方法について説明します。
航空券の現金化
ビジネスで飛行機を使う人も多くいます。
金券ショップなどで航空券は取り扱っているのでしょうか。
まず、航空券を使って現金化できるのかというと、航空券の種類を選べば現金化可能です。
一般的な航空券を思い出してみてください。漢字またはローマ字で記名されていますよね。記名されている本人だけが搭乗できるものです。これを転売すれば個人情報などの問題や航空会社との規約にも違反する行為となってしまいます。
自分が売りにだした航空券を誰かが購入して、自分になりすまして飛行機に乗るということです。なんだか怖いですよね。飛行機でトラブルが起こった場合にも身元確認する際に、自分に連絡がくるかもしれません。
そのようなおかしなことになってしまいますから、絶対に本人しか使うことができません。
そういったことから、通常の航空券は金券ショップなどの買取業者では買取していません。ヤフオクなどでも出品を禁止しています。
ただ、その中でも買取できる航空券もあります。それは株主優待の航空券です。各航空会社から発行されているもので、株主優待で運賃も割引になって航空券が予約できる便利なチケットになります。事前に専用のサイトで株主優待番号、パスワードを登録しておき、空港の自動チェックイン機にかざすだけです。
この優待券のすごいところは、キャンセルや変更をしても一切手数料がかからないことです。普通は取消料など手続きに関して数十パーセントの手数料が発生するものですが、この優待券を使えば気にすることなくキャンセルできます。
この株主優待の航空券は金券ショップやオークションサイトなどで取り扱われています。この航空券が手に入れば現金化できそうです。
航空券はクレジットカード購入できる？
航空券はもちろんクレジットカードで購入することができます。どこで購入してもクレジットカードを使って支払いできます。
払い戻しで現金化できる？
航空券はもちろんキャンセルすることができます。
キャンセルした場合、現金で返ってくるなら、払い戻しを使って現金化することができます。
しかし、支払い方法にもルールがあり、クレジットカード購入した航空券はクレジットカードに返金されます。現金で受け取ることはできません。自己都合によるキャンセルでも天候によるような航空会社側の理由で乗れなかったとしても、返金方法は変わりません。
航空会社によりますが、現金で受け取ることができるのはコンビニ払いまたは振込みで支払った場合に、空港カウンターで現金で受け取ることができます。
これではクレジットカード現金化は難しいですね。
また、自己都合の場合は、取消手数料や払戻手数料がかかります。キャンセルの時期にもよりますが、30％から60％程度のキャンセル料がかかるでしょう。
航空会社側の理由で乗れなかった場合の払い戻しは手数料はかかりません。
電子マネーによる間接的なクレジットカード支払い
航空券は電子マネーを使って購入できるのでしょうか。電子マネーを使ってクレジットカードからチャージすればポイントも2重取りできます。
空港ならEdyを使って支払いができます。1回のチャージ限度額は5万円で、1日の決済額は20万円までとなっています。また、航空券の支払いでコンビニ払いが選べますが、セブンイレブンならnanacoを使って支払うことができます。
一般的な航空券は現金化に使えませんが、転売することができる株主優待の航空券をこの方法で買えることができるのでしょうか。株主にならなくても購入できるのでしょうか。
株主優待航空券はどうやって購入する？
株主優待航空券には記名がされていません。ですから誰でも使うことのできる航空券です。専用のページからパスワード等入力して、空港で発券し搭乗します。
この航空券をどのようにして手に入れたら良いのでしょう。
それは簡単なことです。航空会社の株を買えば良いのです。株主になればもらえます。
株数によって株主優待航空券がもらえる枚数が変わります。例えば、ANAなら100株～199株で1枚、200株～299株で2枚、300株～399株で3枚、1000株なら7枚もらえます。最低でも数十万の投資が必要ということです。
お金が必要で現金化したいのに、航空券の現金化より投資額のほうが高く、損をする可能性もあるこの方法では購入できません。また、株主優待航空券目当てで株を買うのは馬鹿げています。失敗する可能性が高くなってしまいますから、きちんと勉強してから投資にチャレンジしましょう。
そうなると先ほど、株主優待航空券は金券ショップやオークションに出品されているとお伝えしました。
それならそのどちらかで購入すれば目当ての株主優待航空券が手に入ります。
まず金券ショップですが、こちらは支払いに問題ありです。金券ショップは取り扱っている全てのチケットが現金でのみの支払いとなります。クレジットカードが使える金券ショップはほぼありません。クレジットカードが使えなければ現金化できませんから、金券ショップは使えません。
では、ヤフオクならどうでしょう。
ヤフオクでは株主優待航空券がたくさん出品されています。支払い方法はYahoo!かんたん決済になります。これはクレジットカードが設定できるのでクレジットカード払いが可能です。
株主優待航空券を手に入れるならヤフオクなどオークションを使うのが良いでしょう。何枚かセットになっているものが人気が高くなっています。
買取業者や売却方法
手に入れた株主優待航空券はどこで換金するのが良いでしょう。
金券ショップ
まず思いつくのは金券ショップですね。
金券ショップでは、ANAの株主優待航空券の買取額は1枚4,000円前後となっています。JALは6,000円前後で買い取ってもらえます。ANAもJALも同じことがいえますが、JALでいえば5,000円台のショップもあれば6,000円超えのショップもありますので、なるべく高く買い取ってくれるお店を探しましょう。そのために査定してもらうことをお勧めします。いくつかショップに見てもらうのが良いでしょう。
ネット業者
ネット業者に買い取ってもらうのも良いでしょう。ネットから簡単に査定することもできますので、わざわざ行く手間もなく簡単です。
こちらも、店舗型のショップとあまり買取額は変わりませんのでどちらを利用しても良いでしょう。
ネット業者の場合は、郵送で送ることになるでしょうから、業者に届き次第チケットは確認され、自分の口座に現金を振り込んでもらえます。早くても数日はかかります。
早く現金が必要なら、店舗型のショップに持ち込むのが良いでしょう。その場で現金が受け取れます。
換金率の相場について
ヤフオクで出品されている金額は様々で、換金率としての相場は難しいですが、例えば6枚、8枚などのセットで出品しているものならば、1枚あたりで計算するとANAは4,000円前後、JALも6,000円前後と金券ショップの買取額とほぼ変わりません。
100％の換金率も夢じゃありません。100％を超えることも可能でしょう。
換金率で考えるなら、かなり良い数字といえます。ヤフオクで落札し、金券ショップに持ち込まなければならないという手間が発生しますが、換金率としてはかなり良いので株主優待航空券を使って現金化するのはアリでしょう。
航空券を現金化する時の注意点
有効期限の長いものを購入する
ヤフオクで株主優待航空券をチェックする際、有効期限は必ず確認しましょう。
最低でも金券ショップに持ち込む際に90日以上有効期限が残っていることが前提です。有効期限がそれ以下だったり期限が近づいているものは買取額が格段に下がってしまいます。
偽物である可能性
ヤフオクで出品されているものが偽物である可能性も否定できません。あまりに安い価格などかけ離れている数字で出品されている場合は落札は控えたほうが良いでしょう。出品者の評価などもチェックし、信頼できる人かどうか見極めてください。前述でお伝えした通り、ANAは4,000円前後、JALも6,000円前後で出品されていることが多いので参考にしてください。
高額現金化は難しいかも
セットで出品されていても10枚以下が多いので10万円を超える金額を現金化する場合は、それをいくつか落札しなければなりません。5万円前後の現金化に向いている方法です。
クレジットカード現金化でお金を作るには？
クレジットカードがあれば、現金化サイトを使って資金調達が可能です。
WEB申し込みで入金まで20分〜30分くらい、現金化につきまとうカード利用停止のリスクも軽減できます。
利用条件は本人名義のクレジットカードがあることだけ、面倒な審査や保証人は不要です。
対応が早くて条件も良いサイトをいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
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