なぜカードが使えなくなったのか分かりません。
クレジットカードはどのような理由で利用停止になるのですか?
クレジットカードが利用停止になって使えなくなると焦りますよね。
実は、クレジットカードの利用停止には様々な原因があります。
自分の使い方が原因の場合もあれば、カード会社の都合もあるし、第三者による不正利用が原因の場合もあります。
今回は、クレジットカードが利用停止されて使えなくなる11個の原因と、その対処法を解説します。
クレジットカードが利用停止になった原因11選
利用限度額を超えた
クレジットカードには、利用限度額が設定されています。
クレジットカードの利用明細やマイページを見ると、自分のカードの利用限度額が記載されています。
「ショッピング枠50万円、うちキャッシング枠10万円」などがそれです。
この限度額を超えて利用しようとするとカードが利用停止になります。
この場合、毎月の引き落としがされて残債が減れば、また利用できるようになります。
また、利用限度額を一時的に引き上げる「利用枠の一時引き上げ」をして、取り急ぎカードを使えるようにしてもらうこともできます。
支払いが遅れた
クレジットカードの返済は、毎月の口座引き落としになっていることがほとんどです。
引き落とし日に口座にお金がないと引き落としができないため支払いが遅延となり、場合によってはカードが利用停止になります。
遅延後の返済方法はカード会社によって違うのですが、
- 2〜3日後に自動で2回目の引き落としがされる
- 専用ATMへ行って払込をする(エポスカードなど)
- 振込先の銀行口座を案内されてそこへ振り込む(イオンカードなど)
などがあります。
また、利用停止の対処もカード会社によって違って、
- 1回の遅延で即座に利用停止
- 遅延を繰り返していると利用停止
- ある程度の期間、返済が滞っていると利用停止
などまちまちです。
すぐに支払いをすればカードの利用が再会される場合もありますが、カードによっては残債がすべて精算されるまで再会できず、2〜3ヶ月かかる場合もあります。
イオンカードや楽天カードなど流通系のクレジットカードは、発行の審査が緩い反面、ちょっとした遅延でもすぐに利用停止になってしまいます。
クレジットカード現金化がバレた
カードの規約違反行為で、カード会社が特に警戒しているのが、クレジットカードの現金化です。
クレジットカード現金化は、現金を得る目的でショッピング枠を換金することを指しますが、カードの利用規約で禁止されています。
クレジットカードの現金化行為がバレた場合、カードが利用停止となることがあります。
ただし、仮にクレジットカードで金券などを買って換金したとしても、換金した事実がカード会社に通知されるわけではないので、自分でバラしでもしない限り、確たる証拠が残ることはありません。
なので、実際のところクレジットカード現金化が目的で利用停止になるケースは稀であると言われています。
換金性の高い商品を高額に購入した
一方、クレジットカード現金化を目的にしていなくても、換金性の高い商品を購入した時点で利用停止になるケースもあります。
これは、比較的審査が緩い楽天カードやイオンカードの他、ステータスが高いAMEXなどでもよく起こるケースです。
カード会社はクレジットカード現金化の行為を警戒しているのですが、そうした行為に繋がるような使われ方をしただけでも、カードが利用停止になることがあります。
また、JCBカードをはじめ、カードによっては通常のショッピング枠とは別に、購入品目ごとの利用限度額が設定されている場合があります。
特に換金性の高い金券や、鉄道乗車券を購入すると、ショッピング枠に余力があっても限度額がいっぱいになってカードが使えなくなる場合があります。
別にペナルティではないので残債が精算されればまたカードは使えるようになります。
こうした利用停止を防ぐにはクレジットカードの使用と遅延のない返済を繰り返して信用スコアを上げる必要があります。
カードの増枠申請をした
クレジットカードの利用限度額が足りなくなったとき、利用限度額を引き上げる「増枠申請」をすることができます。
増枠してもらえば、毎月利用できる限度額が多くなります。
ただし、増枠はそれだけ「多くのお金を借りられること」になるので、新たに審査が必要になります。
実は、こうした増枠の審査をきっかけにカードが利用停止になることがあります。
増枠申請をきっかけにした審査で、改めて信用情報や信用スコアをチェックするのですが、その時、審査基準を満たしていないと、増枠が否認されるだけでなく、カード自体の利用が停止されることもあり得ます。
なので、自分の与信に自信がないときは、下手に増枠申請はしない方がいいとされています。
定期の途上与信で否認された
クレジットカードによっては、カードを作ったあとも定期的に信用情報などの審査をされる場合があります。
これを途上与信といいます。
定期的な審査で属性が悪かったり、信用情報に問題が見つかるとカードが利用停止になることがあります。
限度額に余力があり、遅延などが一切ないにもかかわらず突然、利用停止の通達がある場合、このケースに該当した可能性が高いです。
しかし、決定的な過失がないにもかかわらず利用停止される場合、機械的に処理されていることもあって、そのような場合は、しばらくすると何事も無かったようにカードが使えるようになったり、他のカードを申し込んだら問題なく発行されるということも多いようです。
また、AMEXなどのステータスの高いカードでは、突然、カードが停止されて、利用再開の条件として収入証明や通帳コピーの提出を要求(通称:通帳の刑)されることがあります。
こうしたケースも途上与信が関係しています。
カードの利用期限切れ
クレジットカードには利用期限が設定されています。
そのカードがいつまで使えるかはカードに日付が記載されています。
発行されてから2〜3年程度の期限が設定されていることが多いですが、この期限がすぎるとそのクレジットカードは利用できなくなります。
通常は、利用期限が過ぎる前に新しいカードが送られてきて、古いカードはハサミを入れて処分します。
しかし、新しいカードを受け取ったことを忘れていたり、受取りそびれていると気づかないうちにカードの利用期限がすぎて使えなくなる場合があります。
この場合、カード会社へ連絡して、再度配送してもらうか、受け取って忘れていないかを確認する必要があります。
カードが不正利用された疑い
カード会社は、カードの不正利用検知システムを持っていて、クレジットカードが不正利用されていないかチェックして、不正利用の疑いがある場合、カードを自動的、または任意で利用停止にすることができます。
例えば、海外旅行へ行ってクレジットカードを使おうと思うとカードが止まっていたということがあります。
これは、カードが普段と違う使われ方をしたことを、不正検知システムが察知して、カードを利用停止にしたために起こります。
この場合、カード会社から連絡が来て自分で使ったものかどうか確認を求められます。
間違いなく自分で使った場合は、その旨伝えれば、またカードは利用できるようになります。
また、カード会社から連絡がない場合でも自分から連絡して事情を説明することで利用停止が解除されます。
同じ店で短時間に複数回カード決済が行われた
上記の不正検知システムの例と同様ですが、「同じ店舗で短時間に複数回カード決済が行われた場合」も、不正検知システムによってカードが利用停止になることがあります。
これは、スキミング被害や、悪意のある店舗よって許可していない支払いが勝手に決済されるような被害を想定したものです。
この場合、カード会社から連絡が来てカード決済に間違いがないか確認が求められます。
間違いがなければすぐに再会してもらえますが、身に覚えのない決済があった場合などは、そのカードは停止されて、再発行されるまで使えないということもあります。
長期間リボ枠が上限のまま
クレジットカードでした買い物をリボ払いにすると、返済を毎月一定額に抑えることができます。
月々の返済負担が軽減するので利用する人も多いかと思いますが、リボ払いにも利用限度額があります。
リボ払の限度額は、クレジットカードの利用明細やマイページなどで確認することができますが、この限度額いっぱいまでリボ払いを利用していることを「リボ天」といったりします。
リボ天の状態が長期間に渡って続くと、信用スコアが悪化して、定期的な途上与信で突然、利用停止になる場合があります。
リボ払いは、新たにリボ払いで買い物をしなければ、毎月少しづつ減って行くものなので、リボ払いが増えてきたと思ったら、リボ払いでの買い物は控えるようにしましょう。
また、リボ払いは返済を先延ばしにできるため便利ではありますが、その分、金利手数料がかかります。
結果、支払い総額が増えてしまうので、いずれにしろリボ払いは使いすぎないようにすることをおすすめします。
他のカードの利用や借入が多い、または返済の遅延
そのクレジットカード自体は毎月ちゃんと遅延なく返済していても、他のカードで遅延したり、またはカードローンなどで多額の借入をしている場合、ちゃんと返済していたクレジットカードでも利用停止になる場合があります。
これは、各クレジットカードの利用状況が信用情報機関に登録されていて、個人の信用情報が共有されているためです。
クレジットカードは、作ったあとでも時々、途上与信と呼ばれる審査が行われて、その時信用情報がチェックされます。
この時の審査で、問題が見つかったり、審査基準を満たしていなかったりすればカードが利用停止になることがあります。
登録された遅延の履歴は、信用情報機関にもよりますが、返済されてから1年〜2年、長くても5年で削除されます。
ただし、遅延の履歴が残っているから必ずクレジットカードの審査に通らないというわけでもなく、過去どのくらいの期間に遅延がなければOKかという条件は、カード会社によっても違います。
そのカード会社では審査基準で利用停止になったとして、他のカード会社で、新たにカードを作れるかどうかはカード会社によって変わります。
自分の信用情報はCICのサイトなどで確認することができる(1回1000円)ので、信用情報に問題があるかどうか自分自身で確かめて、新しいカードの申込ができるか判断してもいいかもしれません。
クレジットカードの代わりにプリペイドカードで凌ぐ
クレジットカードが使えなくなってもカード決済が必要な場合もあります。
インターネットで支払いをするものはカード決済が多く、月額利用のアプリやサービスでは、クレジットカード決済が必須の場合もあります。
こうした場合、プリペイド式のカードでを使うことで、クレジットカードがなくてもクレジットカード決済同様に支払いをすることができます。
プリペイド式カードは、携帯会社が出している
au WALLET
ソフトバンクカード
d カードプリペイド
などをはじめ、
アプリの登録でバーチャルカード番号が発行される
などもあります。
事前に銀行口座からチャージしておけば、その残高に応じてカード決済が可能です。
クレジットカードが使えなくなった場合はこうしたプリペイド式のカードでしのぐという方法もあります。
まとめ
いずれにしても、クレジットカードが利用停止になって原因がわからない場合は、まずは、カード会社へ連絡して確認することををおすすめします。
クレジットカードの裏面にカード会社の連絡先が記載してあります。
ただし、カード会社によっては電話してもなかなかつながらなかったり、電話がつながったとしても利用停止の状況が解消するとは限りません。
そうした可能性を踏まえて、日頃からカードの利用方法に注意を払うことはもちろんですが、予備のカードを作って置いていざって時には差し替えられるようにしておくことがいいかもしれません。
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