全国百貨店共通商品券の現金化と金券ショップ５社比較

全国百貨店商品券は、買取市場でも人気があって他の金券と比べても高い換金率で現金化することが可能です。

現金化する方法は、金券ショップが一般的ですがお店や買取方法によっても換金率は違ってきます。

今回は、

全国百貨店共通商品券をどの方法で売れば最も高く現金化できるか？

について詳しく解説します。

ちなみに全国百貨店商品券はクレジットカードで購入するのは難しいですが、JCBカードを持っていればJCBギフトカードがクレジットカード購入できます。

全国百貨店共通商品券の基本情報

全国百貨店共通商品券は、日本百貨店協会に所属している日本全国の百貨店等約500店で使える商品券で、伊勢丹や東急などの百貨店はもちろん、百貨店以外では、パルコやスーパーのイズミヤ、渋谷ヒカリエなどでも使えます。

加盟している百貨店は、協会の公式サイトで確認できます。

額面は、１,０００円のみ、お金と同じように使えてお釣りももらえます。

ギフトカード、印紙、切手、ハガキなど一部商品は購入できません。

使えるのは日本全国の百貨店（デパート）ですが、商品券の発行元は購入した個々の百貨店になります。

そのため、商品券自体に発行元の百貨店名が書かれていて、そのお店が経営破綻すると、その商品券は使えなくなってしまいます。

全国百貨店共通商品券の現金化なら金券ショップへ

全国百貨店共通商品券を換金するには、金券ショップでの買取が最適です。

店頭の金券ショップはもちろん、郵送での買取に対応している金券ショップもあります。

全国百貨店共通商品券の換金率比較（金券ショップ別）

全国百貨店共通商品券１０００円券1枚の買取価格（郵送買取）を主要金券ショップ別に比較しました。

また、買取時に必要な送料など諸経費もまとめて記載してあります。

（2020年10月時点）

全国百貨店共通商品券の換金率は97％〜98%と、どこの金券ショップでも売ってもあまり差はなく、安定して高い換金率で現金化が可能です。

一方、配送に掛かる送料や諸経費の違いには注意が必要です。

商品の買取換金率だけ見ていると９８％がもっとも良い条件と見えますが、実際に諸経費を差し引いて計算してみると概ね９０％前後の換金率（1万円分現金化の場合）になります。

いずれの金券ショップも店頭での買取をしていますが、郵送買取より店頭買取の方が換金率が低くなります。

ただし、少ない金額を現金化する場合は、送料負担が無い分、店頭買取の方がいい条件で現金化できます。

全国百貨店共通商品券の換金方法

金券ショップ（郵送買取）

全国どこからでも手続きできるのが郵送買取の方法です。

大体どこの金券ショップも一緒ですが、ここではアクセスチケットでの例を元に買取の流れを紹介します。

商品の買取査定自体はすぐに済むのですが、初回の場合だけ、本人確認のため簡易書留を受け取ってからの手続きとなるため、２〜３日余分に時間がかかります。

また、送料や振込手数料が自己負担となるのが一般的です。

金券ショップ（店頭買取）

来店する手間はかかりますが、その場で手続きが終わって、即日現金を受け取れる方法が店頭買取です。

郵送買取に比べて換金率は下がりますが、送料などが手数料が不要なため、最終的な手取り額は店頭買取の方が多くなります。

ネットオークションで売却

全国百貨店共通商品券を自分で現金化する場合は、ヤフオクで売ることもできます。

なおメルカリやラクマなど他のフリマアプリでは出品ができません。

ヤフオクは、システム手数料として落札額の１０％（プレミアム会員は８．８％）がかかります。
また、振込手数料として１００円（ジャパンネット銀行は０円）が掛かります。

また、出品→落札→支払い確認→発送→受け取り確認→入金→振込と多くのプロセスを経て現金化されますので、現金になるまでにそれなりに時間がかかります。

ヤフオクでは全国百貨店共通商品券がたくさん出品されていますが、換金率の相場は、送料落札者負担の場合でもだいたい95％前後で落札されています。

しかし、送料とシステム手数料を差し引くと手取りで80％前後の換金率になります。

高額になればもう少し換金率もよくなりますが、金券ショップの郵送買取と比べてもそれほど高い換金率は望めません。

全国百貨店共通商品券とその他の商品券と換金率比較

また、百貨店系の商品券は他にもありますが、全国百貨店共通商品券は、他の百貨店系の商品券と比較しても換金率が高いことがわかります。

（2020年６月時点）

すべて同じ金券ショップでの買取価格ですが、他の商品券に比べて全国百貨店共通商品券の換金率が最も高いことがわかります。

これは、全国百貨店共通商品券が使えるお店も多くて利便性の高い商品券だと知られているためです。

全国百貨店商品券を現金化するメリット

現金にすればいろいろ使える

全国百貨店共通商品券は、協会に加盟しているデパートでしか使えません。
高島屋や三越では使えるけど、イオンでは使えません。

ですから生活スタイルによっては使う場所が見つからない、欲しいものが探せないということもあるでしょう。

また、ほとんどの商品を購入できるものの、チケット類、ハガキ、切手などの購入には使えません。

そして、いらなくなったからといっても、デパートでお金に返金してもらうこともできません。

使い道のない商品券を眠らせておくくらいなら現金にして、財布にいれて置いた方が有効活用できます。

買い取ってもらったときの換金率が高い

巷ではチケット買取業者が多くありますが、全国百貨店共通商品券は買取率も高く97％以上になることもあります。

全国百貨店共通商品券は、使える店が多いという強みがあります。

使える店が限定されている商品券は、買取額も低くなってしまいますが、全国百貨店共通商品券はそんなことがありません。

買取店によっては買取額にかなり差があり、８８％〜98％ほどの差が出ることもあります。

買い取ってもらう場合は、買取店の換金率をよく見て依頼しましょう

チケット買取業者が買い取ってくれないケース

全国百貨店共通商品券は使える店が多いので、どこのチケット買取業者でも高値で取引されます。

ところが中には買取してもらえないケースもあります。

それは、商品券の発行元が原因です。

全国百貨店共通商品券の発行元はそれぞれのデパートです。

地方のあまり知られていないデパートや運営が危ぶまれているデパート、そして既に破たんしてしまったデパートが発行元になっていると、買取を断られる場合もあります。

全国百貨店共通商品券ご利用規約にも以下のように、商品券が使えなくなるケースについて記載があります。

発行元の経営破綻により無効になった商品券

以下の百貨店は、いずれも破たんしています。
もし、手元にある全国百貨店共通商品券の発行元が該当した場合はご注意ください。

古い商品券の場合は、すでに使えなくなっている可能性がありますので発行元は確認しましょう。

全国百貨店共通商品券はクレジットカードで買うこともできる？

さて、全国百貨店共通商品券が高換金率商品で現金化する方法もわかったかと思います。

そこで疑問になるのが、

クレジットカードや電子マネーで買うことはできないか？

という点ではないでしょうか。

これが出来ればクレジットカードや、電子マネーの現金化が可能になります。

通常、全国百貨店共通商品券は百貨店のサービスカウンターなどで購入しますが、ここではクレジットカードで買うことはできません。

しかし、全国百貨店共通商品券をクレジットカードで買う方法もあります。

興味のある方は、以下の記事をご参照ください。

クレジットカードを持っていればショッピング枠の現金化も可能

クレジットカードを持っていれば、ショッピング枠を現金化することができます。

商品券やギフト券を現金にするとなると手間も時間もかかりますが、現金化業者なら申込み手続き一回でその日のうちに現金を入金してもらえます。

やり方は以下の通りです。

1. 申し込み

現金化業者のウェブサイトから必要事項を記入して申込みします。

2. サービス説明と利用者登録

手続きは電話・メールで済ませられます。

3. クレジットカードで商品購入

指定の方法で商品を購入します。

4. 振込で入金、引き出し

購入代金に応じたキャッシュバックが振り込まれます。ATMから引き出して現金化完了です。

全てオンライン対応なのでお店へ行って買ったり・売ったりする必要はありません。

即日振込にも対応していて土日祝日もやっている業者もあります。

返済はいつも通りクレジットカード会社の引き落とし日までに口座に入れておけばOKです。

換金率や条件など業者によって違いますので、興味のある方は以下の情報を参考に是非活用してみてください。